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天日干しで秋の味覚をもっと楽しむ方法:太陽の恵みで栄養も倍増♪



野菜
 
普段使っている食材を日光に当てると、栄養素が増して美味しくなります。

いわゆる乾物と呼ばれる食材には、しいたけ、切り干し大根、ひじきなど普段の献立によく活用されるものが沢山あります。乾物類は、保存期間を長くするために乾燥させたものですが、屋外に干したものは、日光に当てたことによって旨味が増したり、栄養が生の時よりも増しているものもあります。


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自宅のベランダなどで余った野菜などを干して調理すると、いつもより味が濃厚であると感じるかもしれません。今回は、無理せずに天日干しを楽しめる方法をご紹介します。

 

野菜の天日干し

いつもなら生のまま料理する人参、きのこ、大根などを千切りにしたり、いちょう切りにして半日から1日程度干してみると、野菜干の美味しさがわかるでしょう。乾燥させることで甘みが増したり、独特の風味が出ます。干す時はざるに並べたり、洗濯物をつるすハンガーを利用します。(ハンカチや靴下などの小物をつるすための器具)夜は屋内に取り込んでおいたほうが夜露に濡れたりせずに安心でしょう。

 

大根の葉っぱ干し

大根の葉をひもで縛ってつるし、一週間ほど日光にさらします。保存する時はビニール袋に入れましょう。食べ方は、さっと湯がいて味噌汁の具にしたり、浅漬けにします。

 

みかんの皮干し

できれば農薬が使用されていないみかんの皮で作ります。みかんの皮は陳皮(ちんぴ)とよばれる胃腸の働きを活発にしたり、吐き気やのどの不調に用いられる薬膳の食材です。カラカラになるまで干してサラダ、煮物、お茶、薬酒にして食します。細かく刻んで薬味にしてもよいでしょう。

 

柿、りんご、なすの皮

ざるに広げて1週間ほどしっかりと乾燥させます。漬物(白菜漬け、ぬか漬け、沢庵漬け)に入れると甘みが増し、風味も良くなります。

 

干飯

残りご飯を洗い、ぬめりを取ります。広げた状態で10日ほど干します。あられにして食べましょう。厚手のなべに干飯を少しずつ入れて、ふっくらと薄く焦げ目がつくまで炒ります。砂糖と水を混ぜたものを火にかけて煮詰めたものに炒ったお米をからめます。あまったお餅を薄く切って干すと干し餅ができます。油で揚げて、かきもちにして食します。干飯も干もちもビニール袋に入れて、さらにカンに入れるなどするとかなりの長期間(数年)保存可能です。

 

魚の干物

新鮮な魚があれば美味しい干物が失敗することなくできます。半日程度日にさらすので、その日の夕食に食べることができるでしょう。あじ、さば、いわしなどで作ります。内臓を取り除き、開きにして風通しの良いところで干します。衛生面を考えてハエよけにカーゼで覆うとよいでしょう。

天日干しの面白さを楽しみたい方は、さらに肉(鶏肉やベーコン)を干したり、貝類(はまぐりなど)の干物に挑戦してみましょう。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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