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伊豆大島ジオパーク③三原山周辺の見所には観光コースがいっぱい。登山道には奇石も



伊豆大島ジオパーク

 

大島ジオは三原山だけではない!
三原山のお鉢巡りコースや周辺コースがお手軽に行けるので、ついついそれだけで満足してしまいがち。
ちょっとマニアックな大島観光、もう一歩踏み込んだ大島ジオ見学することで、より大島を知ることができる。
大島へ訪れるのが2回目の人は、是非こちらのスポットを攻めてほしい。

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三原山と外輪山白石山との間

火口南展望所の裏のルートで、カルデラ南床、西緑とも呼ばれており、1986年の噴火で飛び散った火山弾が転がっている。カルデラ特有の凹みがよく見え、素晴らしい景観をしている。

 

 

櫛形山

別名、裏砂漠と呼ばれている地帯で、標高は670メートル。登山駐車場からは徒歩約20分で山頂までいける。
火山灰や黒いスコリアで形成されているため、地表はサラサラとしており“黒い砂漠”といった感じだ。風が強い日は、砂が飛ぶので目や顔が痛いので注意。

 

 

温泉ホテル駐車場

三原山の外輪山に位置する人気のホテル。
ホテルからは三原山はもちろん櫛形山、白石山、カルデラ群、裏砂漠を見渡すことができる。さらに三原山を眺めながら入る露天風呂は源泉かけ流しとなっており、日帰り温泉でも楽しめる。
大島ジオ観光で疲れた体を癒すのに最適。ある意味、一番最高の展望所とも言える。
また、カルデラ形成でできた降下堆積物が駐車場にも露頭している。
この堆積物は火山灰でできており、838年に神津島で噴火した際に噴出したものとされている。

 

 

三原神社

パワースポットとしても有名な場所。
ジオはパワースポットになっているポイントがいくつかあるが、ここは本当に感じるものがある。
1950年、1953年、1986年にそれぞれ起きた大きな噴火の際、この神社は溶岩がよけて流れたため、当時のまま残っている。
この手の伝説的なものはよくあるが、三原神社は溶岩がぎりぎりのところで左右に分かれていることが本当にわかる。これには手を合わさずにはいられない。

 

 

ジオ名物の奇岩!

ジオパークといえば、動物や物に例えた奇岩が名物。
しかし、カルデラ形成のジオは比較的、奇岩が少ないのである。その分、景色をさえぎる岩場が少ないので、広々とした景色を眺望できるメリットはあるが、ジオファン的には少し物足りない。

 

 

大型のアグルチネートの塊

三原神社の鳥居のすぐ隣にある巨大溶岩の塊。アグルチネートの塊と聞いてもイメージができないので宮崎先生の風の谷のナウシカより「オーム」と命名したらどうだろうか。著作の問題でややこしいなら「巨大ダンゴ虫」がいいだろう。

 

 

溶岩パイプ

表面が冷えて固まっても内部は熱い溶岩が流れており、パイプ状になっていった溶岩。円錐の形をしており、内部はトンネルのようになっている。

 

 

ゴジラ岩

奇岩に付けられる名前で一番多いといっても過言ではない『ゴジラ岩』。
しかし、この三原山のゴジラは本当にゴジラゆかりの地となっている。1985年ゴジラは自衛隊により三原山火口に落とされているのだ。このゴジラ岩ができたのは1986年の噴火。まさにゴジラは火口から這い上がってきたのだ。

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この記事は当ブログのライター「bohemian」が書きました。

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