こんな症状を伴った便秘は要注意!便秘で知る体の中の危険信号
普通に「便秘」と聞くとトイレに行ってもなかなか排便できなかったり下腹部の張った感じや膨らんだ感じなどが症状としてあげられますが、中にはちょっと怖いものも、いわゆる「赤信号」のような便秘もあります。
その一つとしてあげられるのが倦怠感や吐き気など気分の悪さを伴う便秘です。
食べ物がたどるプロセス
人間は食べ物を食べると、口の中で噛んで次に胃に入り消化されます。そして小腸で吸収し最終段階で大腸へと運ばれて排泄されるというプロセスをたどります。
ところが便秘になると、大腸に便が滞留したままなので、このサイクルが乱れてしまうのです。
さらに滞留した便が腐敗していくと腸内にガスがたまって小腸からの消化物が蠕動運動では押し込めなくなるため吐き気などの気分の悪さが起こってきます。
また、同じ理由で口臭・体臭が出てくることがあります。
おかしい場合にはすぐに病院へ
これらの便秘の場合は腸閉塞の場合が考えられるので腹痛ものもなう場合は医師の診断を受けましょう。
しかし、「赤信号」になる前に「黄色」の時にどのような対策をしておくのかが大切です。
日頃の健康維持法として健康診断で血液検査や尿検査などを行っている人は多いと思いますがお金をかけず一番手軽に体の調子を判断する目安が便の状態と言えます。
理想の便の状態
理想の便の状態はバナナの形をしたものですが、うさぎの糞のようなものや全く出ない、そういう状態になったら「黄色信号」ですので便秘薬を飲んだり医師の診察を受けます。
このような自己管理や自己診断を行うにはまずは1日に1回はトイレに行き排便をするように心がけてください。
そうすることで便秘以外の病気に気づける事にもつながります。
塩分や油分の摂り過ぎには注意を
また、体を便秘体質にしないためには食事と生活習慣の中にある「赤信号」に気づくことも重要です。
特に近年は廉価の居酒屋チェーンなどへ飲み会に出かける方が多いかと思いますが、外食チェーンの場合は飲み物を売るために料理に塩分や油分を多めに使っているため腸を含めた消化器に悪影響を及ぼします。ですので最近便秘気味かな?赤信号かな?と思ったら飲み会など控えるようにしましょう。
飲酒・喫煙も同様で消化器官を傷める危険性がありますので摂り過ぎには要注意です。
規則正しい生活が便秘を防ぐ
最後に、便秘自体も体の赤信号ですが生活習慣にもそれらの赤信号が出て来るのです。
毎日決まった時間にトイレに行く時間をもうけ、毎3食を体に良いものを食べるという健康生活のサイクルを作ることが大切です。
皆さんも体の赤信号に早期に気づいて便秘を解消して健康な生活を送りましょう。