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便秘に効く乳酸菌。その効果を2倍3倍にする方法~便秘薬を飲む前に



ヨーグルト
整腸薬やスーパーのヨーグルトコーナーにはよく「おなかに良い乳酸菌」や「腸まで届く乳酸菌」という文言を目にしますよね。


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では実際に便秘には乳酸菌が効果をもたらしてくれるのでしょうか?

 

乳酸菌が便秘に効果を発揮する理由

まず、この乳酸菌というのは乳糖やブドウ糖などを分解してその名の通り多くの乳酸を作り出します。
中でもヨーグルトに含まれているビフィズス菌の場合は乳酸だけではなくて酢酸も作り出してくれるのです。
この酢酸は腸全体の蠕動運動を促す作用があるために「乳酸菌はおなか、便秘解消に役立つ」とされています。

また、乳酸菌には蠕動運動を促す酸を作り出してくれるだけでなく、便に含まれる水分の量を調整するはたらきもあるのです。

 

便秘の便は水分が減っている

まず便秘を発症すると、便が大腸内に滞留する時間が普通の便よりも長くなるために水分がどんどん腸壁へと吸収されてしまうのです。

一般的な人間の便に含まれる水分の量は便全体の80パーセントですが、便秘の便になると60パーセントとなり便の状態がコロコロとしたウサギうんちのようになったりします。

このように便にほどよい水分が含まれていないと便が固くなって排出しにくい状態を引き起こし、慢性的な便秘を引き起こしてしまう場合もあります。
なので腸の水分を調節する乳酸菌を取ることは重要なのです。

 

乳酸菌と同時に摂りたいもの

しかし、ただ単にヨーグルトや乳酸菌飲料を飲むだけではあまり効果が期待できないのです。
ヨーグルトや乳酸菌飲料を取るのと同時に食物繊維もとらないと乳酸菌を生かすことができません

食物繊維は乳酸菌の言わば「えさ」のようなもので胃で消化されずに大腸まで届き、乳酸菌の働きをサポートしてくれます。

ちなみに、日本の和食には欠かせないぬか漬けやたくあんなどの漬物に乳酸菌と食物繊維が入っていたので、和食離れした食生活の欧米化が便秘を引き起こしているとも言えるでしょう。

このように食物繊維により腸内の乳酸菌が増えていきますし、便も形成されていくのです。
なのでヨーグルトにコーンフレークなどのシリアルを取る、という食事や朝食に漬物をとるという食生活は便秘解消には理にかなった食事と言えます。

 

乳酸菌を摂りながらバランスの良い食生活を

最後に、手軽に腸内環境が改善できるというのがうたい文句の乳酸菌飲料もありますが、やはり食物繊維など多く含まれたバランスのとれた食事が一番よいのです。
これを機に乳酸菌の多い食材を食卓に取り入れつつ、今までバランスの悪かった食事を見直してみてくださいね。こういった努力が便秘解消への第一歩なんです!

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この記事は当ブログのライター「さっしー」が書きました。

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