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器質性便秘と機能性便秘。しつこい便秘を根本改善するために、自分の便秘を見極めよう



毎日おなかはすっきりしていますか?
便秘になると、会社を休んだり、寝込むほどではないけど、食欲がなくなったり、なんとなく気分が悪かったり、ハツラツと働くことができませんよね。

 

便秘解消

 

便秘になると、食物繊維をとればいいんじゃないかと思われる方も多いと思いますが、実は便秘にも色々種類があり、改善方法はそれぞれ違います。

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便秘は大きく分けて器質性便秘と機能性便秘に分けられます

器質性便秘

器質性便秘というのは主に大腸の病気によって腸が閉塞したり狭くなったり腸そのものが原因で起こる便秘です。
これは病気そのものを治療しないと改善が難しく、病気とそれによっておこる便秘とうまく付き合っていく方法を考える必要があります。

 

機能性便秘

機能性便秘は食生活などによって便が作られてから体外に排出されるまでの過程に異常があるときに見られる便秘です。
特に大腸に病気があるわけではないのに、すっきりしない…という方は機能性便秘になります。
ほとんどの人はこちらのタイプの便秘です。

 

 

機能性便秘はさらに3つに分かれます

機能性便秘は更に医原性(薬物性)、急性、慢性の3種類に分けられます。
医原性は薬の副作用によるもので、抗生物質や風邪薬、うつ病の薬、花粉症の薬など副作用として便秘になる薬は意外とたくさんあります。
うつ病や花粉症など毎日続けて飲むような薬の場合は便秘も習慣化しやすくなるので、同時に下剤も処方してもらえるでしょう。
しかし下剤の日常的な使用は便秘を慢性化させやすいので、自分に合った量を見極めていく必要があります。

 

 

急性便秘は大腸の蠕動運動が鈍くなることで一時的に起こる便秘

ダイエットなどで極端に偏った食事をしたり、食べる量を減らしたときや、旅行など環境の変化によるストレスで自律神経が乱れることでも腸の蠕動運動が鈍くなります。
毎日運動している人が運動をやめたり、普通の生活をしている人でも入院して寝たきりになるなどによって運動量が減ると、蠕動運動が起こるきっかけを失って便秘になることがあります。
これも急性便秘です。
急性便秘は一時的なものなので、原因さえわかって普段の生活に戻れば自然と改善しますが、これを繰り返すことにより慢性便秘の原因になります。

 

 

慢性便秘は何日も便が排出されずに腸内にとどまり、繰り返される便秘

弛緩性、痙攣性、直腸性に分けられます。
弛緩性は筋力が低下した人に多く、寝たきりの高齢者や運動習慣のない人はこのタイプの便秘になります。
特に高齢者は便を押し出す力が弱いので下剤を多用することになり、便秘と下痢を繰り返す痙攣性便秘になっていきます。

 
直腸性便秘は便が直腸まで来ているのにもかかわらず便意が起こらない便秘です。
便意を我慢しすぎるとだめだと言われるのは、この直腸性便秘になるからです。
どうでしょうか?一口に便秘と言っても原因は様々で、食物繊維の不足によるものは原因の一つです。
まずはあなたの便秘の原因を見つけることから始めましょう。

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