便意はリラックスしたときにやってくる!副交感神経を優位にして便意を迎えるコツ
腸は第二の脳、そう呼ばれているのを聞いたことはありませんか?受験の時に緊張によって下痢になったり、悩み事や心配事があったら便秘になったりしますね。
精神状態と便秘は密接に関係しています。
腸の動き、蠕動運動は自律神経によってコントロールされています
自律神経は呼吸や、内臓の動き、血液の循環など自分ではコントロールできない生命維持に欠かせない体の動きをつかさどっています。
自律神経には交感神経と副交感神経という二つの相反する神経があります。
交感神経は「戦いの神経」、副交感神経は「休息の神経」と呼ばれています。
交感神経は興奮している状態、副交感神経はリラックスしている状態と思うとわかりやすいです。
トイレに行きたくなる時とは、副交感神経が優位に働いているときです。
交感神経優位のときには便意が生まれにくい
戦いに行くときは神経が研ぎ澄まされ、集中、緊張している状態です。
脳や筋肉、心臓の方に血液が多く集まり、酸素や栄養をたくさん運びます。
そのため内臓はあまり動きません。
逆に、休息をするときは内臓に血液が集まるため消化活動が活発になり、おなかがすいたり、トイレにも行きたくなります。
緊張が途切れた途端おなかがすいたり、尿意を催したりすることはよくあることです。
トイレに入ったら意識してリラックスを
交感神経と副交感神経はどちらかかがずっと優位になるわけではなく、自分では意識しないうちに興奮状態とリラックスしている状態が切り替わって健康を維持しているのですが、いつも仕事でピリピリしているという人や心配事を多く抱えている人はストレスにさらされ脳が常に興奮状態にあります。
交感神経が優位になっているので、副交感神経にうまく切り替わらず、なかなか内臓の活動が活発にならない、つまり便秘になりやすいと言えます。
トイレは落ち着ける空間ですか?
トイレに入ったら、色々と考えるのをやめて自分がリラックスできる環境を作ってみましょう。
好きなものを飾ったり、インテリアに凝ってみたり、トイレットペーパーや芳香剤をお気に入りの香りのもので揃えたり、肌触りのよいトイレカバーにするなど、トイレに入ったらいったん仕事やほかのことを忘れられるように、ほっとできる空間にしてみましょう。
意識的に緊張を和らげることで、副交感神経を働かせることができます。
心に休息を与えてあげることが一番の便秘対策です。