ガチガチタイプの便秘の原因と対策とは?タイプ別便秘解消法
便秘は、その形態によっても別の原因があります。なので、タイプに合わせた対処の方法も変わってくるんです。ここでは、便秘のタイプの一つである、『ガチガチタイプ』の原因と対処法について見ていきましょう。
ガチガチタイプの便秘の症状は?
こちらは、皆さんが一般的にイメージするタイプの便秘です。特徴としては、
・コロコロした、固い便が出る。
・便の腸内滞在期間が長い
・ちゃんと出て行かないため、お腹が張る
・臭いはとても臭い
・黒褐色から黒色
便が固くなってしまうのは、腸内に長く居座っているために、水分が吸収されすぎてしまうからです。なかなか腸内から出て行かないので、その分お腹が張ってしまうのも特徴です。
便がとても臭くなってしまうのには、腸内細菌が関係しています。便秘状態の腸内では、悪玉菌が増えています。悪玉菌の一つのウェルシュ菌は、腸内で物を腐らせるので、その分便の臭いがきつくなるという訳です。
ガチガチ便秘になってしまう原因
このタイプの便秘の原因は、
・便を我慢してしまう
・腸の栄養になる食物繊維を取らないため、腸の働きが活発でない
・水分をあまり取らない
の三つが挙げられます。
便を繰り返して我慢していますと、便意を伝える直腸から脳への刺激が弱くなってしまい、便意を感じなくなってしまいます。そのため、いつまでたっても腸内に便が残ることになってしまうのです。
腸の細胞の直接的な栄養になってくれるのは、食物繊維です。なので、肉中心の偏った生活をしていると、腸の働きが弱くなってしまうのです。
便の水分は大腸で吸収されますが、あまり水分をとっていないと便の水分が少なくなってしまいます。そのため、腸内ですぐに便が固くなってしまうのです。
因みに、人によっては空気の乾燥や旅行といった、環境の変化でも便秘になることがあるようです。
ガチガチタイプの対処法
まず一つ目の対処法としては、便意を我慢しないことです。面倒くさがったり、トイレに行けなかったりする場面もありますが、極力トイレに行きましょう。もしその時行けなくても、その後すぐにトイレに行ったほうが良いです。
二つ目の対処法は、食物繊維の多い食べ物をしっかりと取ることです。野菜や海藻類、そして茸類などは食物繊維が多く含まれていますので、毎回の食事になるべく多く取り入れると良いと思います。
因みに、野菜ジュースはあまりお勧めしません。野菜ジュースは、加工の過程で食物繊維がかなり失われていますので、飲んでも意味がないのです。
これらの対処法を組み合わせることによって、便秘は解消できるでしょう。