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肌あれ便秘に良いビタミン



「肌あれ便秘」には市販の便秘薬がよく使われます。

ほとんどの市販の便秘薬は、承認基準に沿った成分が配合されていて、効能も「便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・肌あれ・吹出物・食欲不振・腹部膨満・腸内異常発酵・痔の緩和」が記載されています。

 

ビタミン

 

便秘薬の承認基準では、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸カルシウム等が便秘による症状に効果がある成分として掲載されています。

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ビタミンB1・パントテン酸と肌あれ便秘

ビタミンB1やパントテン酸は、大腸を刺激したりする便秘薬成分ほどの効果はありませんが、副交感神経を刺激して腸のぜん動運動を活発にする働きがあります。
また、皮膚や粘膜の健康維持に大切なビタミンですので、特に肌あれ・吹出物がある肌あれ便秘に有用です。
さらに便秘により腸内にガスがたまり有害成分が血液を介して肌にまで送られ、そこで肌の新陳代謝が阻害されますが、ビタミンB1が糖質の代謝を助けて肌の新陳代謝に必要なエネルギーの産生をすることで、あれた肌を改善するのに役立ちます。

 

ビタミンB1は豚肉、小麦胚芽、そば粉、インゲン豆等に、パントテン酸は鶏レバー、アボガド、オートミール等に含まれています。

 

 

ビタミンB2・ビタミンB6と肌あれ便秘

ビタミンB2及びビタミンB6は、肌あれの他にも湿疹・かぶれ・ただれ・にきびの治療にも用いられ、皮膚や粘膜の健康維持に重要な働きをすることから肌のビタミンとも言われています。
もちろん便秘に伴う肌あれにも効果があり、肌あれの症状がある便秘の治療に利用されます。
肌あれ便秘は、便秘により大腸に長時間たまった便が異常発酵して発生したガスや有害物質が血液中に入り、その有害物質の一部が肌の新陳代謝を妨げることで、肌あれの症状が出てくるとされています。

 

ビタミンB2は脂質、ビタミンB6は蛋白質の代謝を助け、新陳代謝に必要なエネルギー産生を促すことにより便秘により乱れた肌の新陳代謝の正常化をサポートし、肌トラブルを改善します。さらにビタミンB2・ビタミンB6は、腸内環境を整える腸内の善玉菌である乳酸菌の発育にも関与しています。

 

ビタミンB2はレバーやアーモンド等に、ビタミンB6はにんにく、ピスタチオ、鶏のささみ等に多く含まれています。

 

 

ビタミンC・ビタミンEと肌あれ便秘

ビタミンCとビタミンEは、直接大腸に働き便秘に効くというものではありませんが、ビタミンCは肌のコラーゲン合成に深く関与していて、またビタミンEは末梢血行を改善し腸の働きを活発にすると考えられていて、便秘患者にビタミンEを投与したところ、70%以上の患者に症状の改善がみられたとの報告もあります。

 

ビタミンCはブロッコリー、いちご、赤ピーマン等に、ビタミンEはアーモンド、さんま、マグロやマーガリン等に多く含まれています。
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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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