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便秘の話「ハトムギと肌あれ」



ハトムギは、日本では古くから食されていて、中国南部や東南アジアの原産となっている10月旬のイネ科の食物で、その殻を除いた種子は、乾燥されヨクイニン という炎症を抑え肌をきれいにする働きをもった生薬として漢方薬でも利用されています。

 

ハトムギ

 

ハトムギは食物繊維も多く含まれていて、便秘にも肌あれにも有用な食材です。

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肌あれ便秘にいいハトムギの力

ハトムギは、その種子を漢方薬として以外にも、芳しい香りとあっさりした味がするハトムギ茶としても利用されています。普通お茶というと、葉の部分を抽出するというイメージですが、ハトムギ茶は主に種子の部分が使われます。

 

ハトムギ茶のおいしい作り方&便秘対策
ハトムギを大さじ2~6杯(約10g~30g相当)に水を1リットル加え、沸騰後弱火で10分ほど煮て作ります。
これを1日3回ぐらいに分けて飲むと良いでしょう。
その他ティーバックのものも市販されています。

 
ハトムギには豊富な不溶性食物繊維が含まれていて、これが大腸を刺激してお通じをよくしてくれます。さらにハトムギには、アミノ酸や肌や粘膜の健康維持に効果的なビタミンB2が含まれているので、肌あれ便秘に有用です。
市販の便秘薬では、便秘による肌あれ症状の改善を目的とした生薬成分としてヨクイニンがよく配合されます。
漢方薬として考えた場合は、便秘に対して有効な生薬は、弱った大腸の働きを刺激して活発にする大黄(ダイオウ)が有名で、その他アロエやセンナ等の生薬があります。
漢方生薬としてのヨクイニンは、食物繊維による便秘改善作用というよりも、肌に対する作用を期待され、肌あれや手足のあれを改善させる漢方薬の構成生薬として広く利用されています。

 

 

ハトムギの料理法

ハトムギはそのままハトムギ茶として飲んでも香ばしくてさっぱりとした味で美味しいのですが、いろいろな料理の中でも使用することができます。
雑穀米としてお米と一緒にご飯に1~2割混ぜて炊いたり、お粥にしたりします。
赤飯等にしても美味しくいただけます。
ハトムギを茹でていろいろな料理にトッピングするということもできます。
米をとぐような感じで水できれいになるまで洗い、1時間以上水につけ、ゆっくりと芯がなくなるまで柔らかく茹であげると良いでしょう。
ハトムギは匂いや湿気を吸収するので、冷蔵庫での保存は避け、密閉容器で保存するようにするのが良いでしょう。
ハトムギを利用する際の注意点としては、体を冷やす作用があるので、妊娠中は控えるようにしたほうがよいでしょう。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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