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たかが便秘されど便秘~自分の腸の状態、正確に把握できていますか?



お腹、ウエスト
 
便は、ただ内臓を通って出てくるわけではありません。大腸を通っていく間に、実にいろいろな動きを見ていくことができます。


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まず、大腸は、蠕動運動というものを繰返して便を、排泄しようとしています。
その間に、便の水分などが吸収され、ある程度の硬さの便になっていくのです。

 

排便の仕組み

便は、骨盤直腸括約筋、そして肛門括約筋という2重の蓋によって制御されていることになります。
どちらも、緊張することによって、便が通らないようにし、弛緩していくことで、便が通るようにしていきます。
まさに蓋であり、この筋肉が活躍してくれないと、便の排泄のコントロールができなくなってしまい、日常生活に大きな支障をきたしてしまうでしょう。

いつどのようなタイミングで、これらの筋が弛緩し、開いていくのか…ということですが、これは便が、大腸のどこを通っているかが重要になります。
骨盤直腸括約筋の場合、大腸の蠕動運動が下行結腸、S字結腸の部分絵起こると(便がこの部分を通っていくと)、弛緩していきます。肛門括約筋は、便が直腸までくることで、弛緩していきます。(押し出されるような形です)

 
便の動きはより細かく見ていくと、より細かい部分で様々な運動を繰返していることになりますが、簡単に説明すると以上のようになります。

 

便秘の原因を排便の流れから分析

便秘というのは、この流れがスムーズに行かない時に起こり、また下痢も順調に排便が進んでいない時に起こるものになります。

大腸の蠕動運動をしていく途中で、水分を吸収しきることができない、あるいは便に水分が必要(菌などの進入で、腸をキレイにするため)という時は、下痢になっていきます。
逆に、水分を吸収しすぎてしまうと、固い便となり便秘になりやすくなるのです。

 

大腸の動きや神経の働きが便秘の原因のことも

便が移動し、それぞれの括約筋の弛緩をしていく場面で、大腸からの信号が上手く行き届かないことでも、便秘や下痢などにつながってしまうことがあります。

排便の流れのどの部分が原因で、便秘、大腸の異常をきたしているのかを知ることはとても大切です。
大抵の場合、大腸の動きが影響していることになりますが、時には便意を伝える、括約筋をコントロールする神経的なものが関わっている可能性もあります。

 

便秘かどうかの一般的な判断基準

便秘になってしまった時には、まず自分の体調がどのような状態であるのかをしっかり分析しておきましょう。

・おなかが痛いけど便がでない
・便意をまず感じない
・下痢と便秘を繰返す

など……

時には、病気が大きく関わっていることも当然あります。排便のリズムが崩れてしまうことは、体調の異常を現しているとも言えるので、たかが便秘と思わず、自身の体を分析していくことをおすすめします。

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この記事は当ブログのライター「yos」が書きました。

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