原因不明の全身の倦怠感。もしかしたら便秘解消で緩和されるかも?
便秘になると、直接的に体の機能の低下につながります。
そのため便秘の状態を長期的に保っているというのは、大腸だけの問題ではなく、体全体の不活性化につながると言えるでしょう。
疲れやすい、だるいの原因は?
現代社会で、よく見られるようになった「疲れやすい」「だるい」という言葉ですが、この背景に便秘が隠されていることも実はあります。
どのようなことかというと、原因不明の倦怠感などは、便秘からきていることが少なくありません。
なぜ便秘がこのような倦怠感につながってしまうのかということですが、
大腸というのはとても神経質な内臓であり、敏感な臓器でもあります。
だからこそ、精神的なストレスなどで、動きが弱まってしまったりするのです。
また細菌などが体に進入してしまった時に、排泄という手段で効率的に対外に出していける臓器でもあるため、敏感になっておくことで、いち早く菌を察知し、素早く体の外に排出してしまうことができるようになっています。
敏感な臓器、大腸
このような点が、メリットになる時もあれば、逆にデメリットになってしまうこともあるのです。
大腸の敏感さというのは、異常を体に知らせることにも役立ちますが、脳に情報を送っていくという意味合いもあります。
大腸に便が溜まってしまっている、便秘になってしまっていることは、体の異常です。
それを脳に伝えていくと。体全体としては、「倦怠感」として感じるようになると言えます。
つまり、どのようなことかと言うと、
便秘と、倦怠感というのは非常に密接な関係を持っており、大腸の異常を、倦怠感という表現で、脳が自身にわかるように、訴えかけていることになります。
「脳が自分に訴えかける」というのはどこかおかしな表現のように思えてしまいますが、人間の体には、このようなことが多くあります。
極端なことを言ってしまえば、熱が出るのもこの一種と言えるでしょう。
便秘が解消されることで倦怠感が解消されることも
原因がよくわからない倦怠感を感じた時、自身で、体調が悪いと思った時には、大腸の様子、便の様子を見てみることをおすすめします。
便秘を解消していくことで、体の機能が元通りになっていくと、自然と体が軽くなったり、目覚めが良くなる傾向があります。
仕事や、学業の効率も上がっていくことでしょう。普段から便秘気味の人で、やる気がでないと感じている人、疲れやすいと感じている人は、無理にやる気を出そうと思わず、まず便秘を解消してみてはどうでしょうか。
無理をしてやる気を出そうとすると、今度は精神的に疲れてしまい、より疲労感や倦怠感を感じる原因になる場合もあります。
注意が必要です。