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韓国女性が綺麗な理由は、なんでもない日常生活にある?韓国一般家庭の食事事情



便秘

 

「医食同源」という言葉をご存じですか?バランスのよい食事をすることで 病気を予防・治療しようとする考え方で、中国の「薬食同源」をもとにした造語で、「食べることこそ、元気の源」という意味合いもあります。

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韓国の一般的名食卓事情

結婚を機にソウルに渡って6年目、ここ韓国で常々感じることは「食べ物・食べること」にとても気を遣っているということ。年代・環境によって個人差はありますが、例として主人の実家をあげてみます。
地方にある義両親の家を訪れるのは年に4~5回。行くたびにテーブルに乗りきらないほどたくさんの料理で迎えてくれます。

まずご飯は黒豆や玄米など数種が混じった雑穀米。キムチなどの漬物類に、チャプチェやチヂミなどの副菜。焼き魚・プルコギ・カルビなどのメイン料理。そして暑い日でも韓国の食事には欠かせないチゲなどの汁もの。
とてもバランスの摂れた食事です。

 

また料理だけではなく、お味噌やコチュジャンなどの調味料までもが、全て義母の手作り。主婦として毎日料理する側の私は「人が作ってくれるものほど美味しいものはない」と、お腹がはちきれそうになるまで食べるのは言うまでもありません。

食後食べ過ぎで苦しんでいる私に、義母がそっと差し出してくれるのは「お手製・梅エキス」。食べ過ぎや疲労などによる消化不良を改善してくれる効果があります。万能な梅エキスはそのまま飲む以外にも、砂糖の代わりとして料理にも頻繁に用いられます。

 

 

民間療法もよく利用されています

また普段はケーキなどを食べない義両親ですが、誕生日などのお祝いの席で食べた際には、「桑の実エキス」を飲みます。これには糖の吸収を抑えたり、ダイエット効果があると言われています。市販の消化剤やダイエット食品に頼らない、先人の知恵が詰まった自然の薬と言えます。

ほか日本人が土用の丑の日に鰻を食べるように、韓国にはひと夏に3日、伏日(合わせて3伏)という日があり、夏バテしないようにサムゲタンやどじょうスープといった栄養価の高い物を食べる習慣があります。暑い日になぜ熱いもの?と思ったりしますが、韓国のことわざには「以熱治熱(イヨルチヨル)」、熱を以(もっ)て熱を治すという言葉があり、現代でも根強く残っている文化の1つです。

 

韓国の人は肌がキレイ、背が高い、髪がキレイとよく言うものですが、元は「医食同源」から来ているものではないかと思います。また実際住んでいて思うのが、韓国女性に便秘症の人が少ないということ。

キムチをはじめ、味噌やコチュジャンなど発酵食品を使った料理が多く、焼き肉をすれば葉野菜で巻いて食べる、ご飯に野菜たっぷりの汁ものは必須。こういった食生活で便秘になれという方が難しい気がします。洋食やファストフードの波にもまれながらも、未だにしっかりと残る伝統的な韓国食文化。受け継がれていきたいものです。

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この記事は当ブログのライター「まりもん」が書きました。

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