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子供便秘の対処法。乳児期の便秘は将来の慢性便秘に繋がります。放っておくと便失禁にも



便秘解消

 

乳幼児の時に、何かのきっかけで便秘になると、直腸が伸びて便が直腸に届いたことを感じにくくなってしまうことがあります。そうすると便秘になりやすい体質になってしまいます。特に乳児期に便秘気味の場合は、慢性便秘になりやすく、小さいときからきちんと排便する習慣をつけておくことが大切です。

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幼いころからの排便習慣

便秘外来に来る子供には、幼児期から既に便秘気味だったというケースが多くなっています。
そして乳児期ということもあって排便を我慢してしまうということもあります。
直腸はかなりの便を溜めておくことができますが、何か排便したとき痛かったという経験があると、排便=痛い・怖いというように排便に恐怖感を持ってしまうことがあります。
幼児期の便秘は、通常は成長していくとともに改善され、1~2歳で問題なくなってしまいますが、中には排便するのが怖くなり便秘になってしまうケースがあります。

 

 

便秘が酷くなると便失禁の恐れも

便秘がひどくなってくると腹痛はもちろんですが、便が硬くなることにより肛門が切れて痛み、なおさら排便に恐怖感を持つようになってしまいます。
症状が悪化すると、詰まっている便の隙間から便が無意識にでてきてしまう便失禁の症状が出てくることもあります。
これは便秘により便がつまり、つまった便の周りは悪玉菌優勢の腸内環境で下痢になりやすく、栓をしている硬い便の隙間や脇を下痢便が通り抜けて出てきてしまうために起こります。
たかが便秘と侮らず、子供のうちからしっかりとケアすることが大切です。また、小学生になって便失禁が続くような場合は、小児科・便秘外来等へ相談するようにしましょう。

 

 

子供の場合も、便秘対策はまず出すこと

子供の便秘対策はと言っても、とにかく出すことになります。子供の時の便秘は、直腸が伸びて感覚が鈍くなることから便意を感じなっていくことが大きな原因です。
なるべく早めに対応し、直腸が弾力性を取り戻し、きちんと便意を感じるようにしていく必要があります。そのためには、便秘薬や浣腸を使って便を出すことが大切です。また子供の場合は排便に対する恐怖感を持っている場合もあるので、恐怖感を取り除くケアも必要になってきます。子供はストレスから便秘になるケースもあるので、リラックスして過ごすための工夫も大切です。

 

 

先天性の病気にも注意が必要な子供の便秘

子供の便秘に関しては、5000人に1人の割合で先天的に大腸のぜん動運動に必要な神経が欠如しているヒルシュスプルング病という先天性の病気があります。
神経欠如のため、ぜん動運動が起きずに便秘になります。男児は女児の約5~10倍確率が高く、多くの場合は直腸からS状結腸まで部分の神経欠如が多く、ここの部分で大腸が収縮した形になり便が停滞しやすくなります。根治手術を行うのが一般的です。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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