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便秘解消のさつまいもでお腹が張る理由はズバリこれ!食物繊維もバランスと水分が大切



便秘解消

 

便秘に良い食べ物として乳酸菌の他にあげるとすると、真っ先に思いつくのが食物繊維かと思います。
実際に食物繊維を摂ると便が軟らかくなりカサが増してスルリと便が出てくるようなイメージがあります。
ところが食物繊維が多いとされるさつまいもを食べたら、お腹が張ってしまった、玄米を食べているんだけど便秘が悪化したような気がするといったケースもあります。


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食物繊維もバランスが大切

ひと言で食物繊維と言っても、水に溶ける水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は、海草のヌルヌル成分になっている多糖類などが該当し、代表的な成分としてフコイダンやアルギン酸ナトリウムがあります。

 

食物繊維の役割

水溶性食物繊維は、コレステロールの吸収を抑えたり、ナトリウムの量を調節し血圧を下げるなどの働きがあると言われています。
一方不溶性食物繊維は、水に溶けないものでレタスやキャベツに多く含まれているセルロース等がこれに該当します。さつまいもにもこの不溶性食物繊維が含まれていてこれが大腸のぜん動運動を促し便秘を改善してくれます。

 

 

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良くいただくことが大切

さつまいも等の根菜類や玄米等は、不溶性食物繊維が水溶性食物繊維と比べて多く入っています。さつまいもでお腹が張ったり、玄米で便が硬くなってしまったりするのは、多く含まれる不溶性食物繊維が原因です。便が硬い場合は、不溶性食物繊維とのバランスをとるため、水溶性食物繊維を多く含むものを食べることをお奨めします。

 

 

水溶性食物繊維をとるときは、水分もしっかり

水溶性食物繊維は、保水性・粘性があり、水分を大量に吸収し、カサを増すことで便秘が改善されます。
水分が足らないとせっかく水溶性食物繊維をとってもうまく働きません。
十分な水分をとる必要があり、尿だけでなく汗で失われる量を考慮すると1日に1.5~2Lの水は摂取するようにします。
一般用医薬品には、プランタゴ・オバタ種子という水溶性食物繊維を豊富に含む成分がありますが、必ず多めの水で服用する旨の注意があります。

 

 

さつまいもに含まれる意外な成分

さつまいもは、食物繊維が豊富に含まれていますが、根菜類・いも類の中でもさつまいもに含まれるヤラピンという成分があります。
ヤラピンは、さつまいもを輪切りにしたときに出てくる白い乳液状の成分ですが、胃粘膜を保護してり、腸のぜん動運動を促す働きがあります。
ヤラピンは熱に対しても安定しているので、煮ても焼きいもにしてもその効果が期待できます。
ただしヤラピンは皮に近い部分に含まれていますので、さつまいもは皮ごと食べるのがベストです。
さつまいもは、水溶性食物繊維が豊富な食材と一緒に、皮も合わせて食べるようにすると良いでしょう。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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