頬や口の周りはカサつくのにTゾーンはテッカテカ!混合肌を改善する洗顔とスキンケア
自分は乾燥肌。
だから丁寧に保湿ケアを行っているんだけど、どうしてもTゾーンだけがテカリがち。これってどうすればいい?
これは、明らかに混合肌の状態
お肌のトラブルの中でも、案外多いのがこのような悩みです。
混合肌とは、頬や口の周りはカサつきがちなのに、額から鼻全体にかけてのTゾーンだけに皮脂が浮き上がりやすい肌質を指します。
ではなぜ、このような肌質が生まれるのでしょうか?
混合肌が起こる原因は、おもに生殖機能の低下や、ホルモンバランスの崩れによるところが大きいようです。
たとえば、普段は特に目立ったトラブルのない普通肌であっても、生理が始まると妙にTゾーンのテカリが目立つようになるというようなご経験はないでしょうか?
この場合には、生理によってホルモンバランスが不安定となり起こる混合肌であることが考えられます。
洗顔がカギを握る混合肌
どのような肌質の方であっても、絶対に行ってはいけないのが力の入った洗顔です。私たちの顔を覆っている皮膚は思いのほか薄く、皮下の毛細血管は非常に繊細で切れやすくできています。つまり、ギュウギュウと力を入れてしまうことにより毛細血管が断裂してしまう恐れがあり、そうなると血行不良などの原因となってしまうことがあります。
混合肌に特化した洗顔方法
まず、夜の洗顔を行う際には、Tゾーンを中心に、念入りにクレンジングを行います。これは、ノーメイクの日であっても同様。というのは、クレンジング剤は一般的な洗顔料と比較した場合に洗浄力が強く、余分な皮脂を取り去る力が強いから。クレンジング剤は拭き取りタイプやオイルタイプではなく、オイルフリーの洗い流すタイプがおススメです。
ひとまず表面の皮脂や汚れを洗い流したら、洗顔料を手のひらやネットでよく泡立てます。
その泡を、Tゾーンに乗せ、転がします。
最後に、テカリの少ない頬や口の周りに泡を乗せ、軽く転がしたらぬるま湯でさっと洗い流します。
この洗顔方法により、気になるTゾーンの皮脂は真っ先に取り去られ、乾燥しがちな頬や口の周りには大きな刺激が加わらなくて済むということですね。
混合肌・化粧水のつけ方のコツ
厄介な混合肌は、化粧水のつけ方にも気を使う必要があります。
洗顔後、お肌から水分が飛んでしまう前に手のひらに化粧水をとり、乾燥しやすい頬や口の周りに馴染ませます。このときに、手のひらの体温を利用し、ゆっくりと成分を馴染ませることがコツです。1回で心もとない場合には、少量ずつ数回に分けて馴染ませるとよいでしょう。
次にTゾーンですが、これは少ない量を軽くお肌に乗せ、ピタピタと手早く馴染ませましょう。
化粧水は乾燥肌と同様、天然植物オイル配合で低刺激性のものを選んで下さいね。
また、混合肌の場合にはメイク後にTゾーンのテカリが気になることも多いでしょう。ですが、油とり紙は極力使用しないことです。油とり紙は確かに皮脂の吸いがよく、一時的にはスッキリします。ところが、何度も使用すると、お肌はさらに皮脂分泌を増やし、Tゾーンのテカリを増長させることになります。
テカリが気になったら、ティッシュで抑える程度にし、皮脂を取り過ぎないように気をつけて下さいね。
ベースメイクは下地+パウダータイプファンデーションであっさりと仕上げることがコツですよ。