若返り実感力No.1オイル。玄人好みの「マカダミアナッツオイル」
キャリアオイルといえば、定番中の定番ホホバオイルや、今大人気のココナッツオイルに比べれば、マカダミアナッツオイルは、まだ少しマイナー感が否めないかもしれません。
でも実は、ヒトの肌との相性はとても良く、アロマセラピストの間では非常に人気の高いオイルなのです。
所謂、玄人好みという感じでしょうか?
では、玄人でなければ扱い難いオイルなのか? というと、全くそんなことはないのです。
働き者の脂肪酸が豊富
マカダミアナッツオイルは、マカダミアナッツを低温圧搾して作られたオイルで、成分の75%はオレイン酸やパルミトレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸といった不飽和脂肪酸で構成されています。
脂肪酸はヒトの体内にも常時存在し、
・過剰なLDLコレステロール抑を制することによる動脈硬化や心臓疾患、高血圧の予防
・胃酸の分泌をコントロール、胃腸内の環境を改善、胃潰瘍の予防、便秘症状の改善
・血管を丈夫にする働きにより、脳卒中や認知症の予防
等、それぞれが非常に重要な働きを担っています。
また、脂肪酸以外にも疲労回復に効果のあるビタミンB1や、体内のナトリウムを調節するカリウム、妊娠初期に不可欠な葉酸などの栄養素も非常に豊富に含まれています。
もちろん、このどれもが体内から働きかけることで見た目の若さや肌の美しさにも繋がっていくのですが、このマカダミアナッツオイルには、もっと直接的で分かり易く効果を発揮してくれる働きが含まれているのです。
肌を守る高い抗酸化作用
マカダミアナッツオイルに含まれる脂肪酸の中で、最もその割合が多いのは『オレイン酸』です。
オレイン酸は、ヒトの皮膚の構成成分でもあり、不足すると肌荒れや、くすみの原因となります。
そして、オレイン酸は数ある脂肪酸の中でも、特に高い抗酸化作用を持つ脂肪酸であり、また、マカダミアナッツオイルに含まれる他の脂肪酸も、それぞれに抗酸化作用に優れています。
このため、日焼け防止作用や、また日に焼けてしまった肌の炎症を鎮静化、保湿といった効果を得ることが出来るのです。
この抗酸化作用は、アメリカの南西部原産のホホバオイルや、インドネシアやタイが原産のココナッツオイル、そしてオーストラリア原産である、このマカダミアナッツオイルも、比較的気温が高い地域で育つ植物が自衛のために備えた特徴といってもいいかもしれませんね。
「若さの脂肪酸」
しかし、マカダミアナッツオイルの肌への効果はこの程度では終わりません。
年齢と共にバリア機能が低下し、硬くかさついてくる肌。
もっちり、ふっくらとした弾力性のある肌に戻りたい! その肌をキープしたい! と思いますよね。
その願いを叶えてくれるのが、マカダミアナッツオイルにオレイン酸に次いで多く含まれる『パルミトレイン酸』です。
実は、このパルミトレイン酸は「若さの脂肪酸」と呼ばれるほど、アンチエイジングに優れたオイルで、肌の「もっちりふっくら」を保つための、大きな要素の一つでもあるのです。
パルミトレイン酸は、ヒトの脂肪組織の一つとして体内(特に肝臓)に存在し、皮膚の表面の皮脂を構成する成分ともとても近い構造をしている脂肪酸です。
とても抗菌作用が高く、また栄養価も高いパルミトレイン酸は、これそのものに、それらの効果や栄養を素早く皮膚へと浸透させる力があるというのですから、本当に至れり尽くせりのオイルです。
そして、このパルミトレイン酸は必須脂肪酸ではないので、体内でも生成されています。
しかし、とても残念なことに何もしないでいると、その皮脂に含まれているパルミトレイン酸に似た成分は30代を境にどんどんと減少の一途をたどります。
ですので、「もっちりふっくら」のためには、ボディオイルやマッサージオイル(キャリアオイル)としてマカダミアナッツオイルを使用することで、パルミトレイン酸を補給することが大切です。
このように、ヒトの皮脂と同じ成分を含むマカダミアナッツオイルは、どのような肌質にも安心して使用することが出来ますが、特に乾燥肌や肌の老化が気になる方にはお勧めです。
お勧めの使用方法
マカダミアナッツのおすすめの使用方法をご紹介します。
ハンドクリームとして使う
非常に浸透力が高く、サラリとしたオイルなので用事の合間にハンドクリームの代わりなどにも、ベタつきを気にするこ となく使えます。
マカダミアナッツオイルに含まれる成分の一つ、ステアリン酸は石けんや化粧水にも用いられるほど保湿効果(乳化作用 )も高い上、ステアリン酸の抗菌作用による傷の治療効果もあるため、あかぎれやひび割れなどのケアにもお勧めです。
美容液として
肌に使用する場合は、化粧水で肌を整えた後に美容液の代わりとして使用すると効果が高いようです。
もちろん、顔だけではなく全身に使用することが出来ます。
また、高齢者の方の肌のケアにも最適なオイルです。
リンパマッサージに
マカダミアナッツオイルの、肌への馴染がよく、成分が浸透しやすい性質はマッサージオイルとして使うだけでも血流を よくし、リンパの流れを活発にする効果も得られるので、リンパマッサージにも非常に適したオイルです。
そして嬉しいのは、いずれの使用法も、とても早く効果を実感することが出来るということではないでしょうか?
夜塗って、翌朝の「もっちりふっくら」を体感してみてください。