コントロールカラーの選び方:TPOに合わせて肌を綺麗に魅せる方法
紫外線カット効果やテカリ予防など、ベースメイクを長持ちさせるために必要な様々な機能を持つことがテレビや雑誌などで宣伝されている化粧下地ですが、それ以外にも肌の色ムラや赤みの補正、顔色の改善をするのも化粧下地の役目です。
コントロールカラーと言われる肌の色を補正する化粧下地には、様々な色がありますが、どの色を使ったら自分の肌の悩みを解消することができるのか、選ぶのが難しいところです。
そこで、各色ごとのコントロールカラーの特徴を知り、自分の肌に合った色を上手に選んで、より透明感のあるベースメイクを目指す方法をご紹介したいと思います。
肌に透明感を出すならオールマイティーなイエロー系
コントロールカラーで一番使いやすい色はイエローです。
日本人は黄色人種なので、元々どんな人でも肌がほんのり黄色味を帯びています。
イエローのコントロールカラーはベースメイクの前に使用することにより、肌をより健康的で透明感のある雰囲気に仕上げることができる、どんな人でも使いやすいコントロールカラーです。
特にお勧めはイエローベースと言われる、黄色味の強い肌の人です。
イエローベースの人がイエローのコントロールカラーを使うと、肌の色としっくり馴染んで、より明るい顔色へと変えることができます。
また、赤くなりがちな小鼻の横の色むら程度なら、イエローのコントロールカラーのみで補正することもできるので、特に肌トラブルが無い、健康な肌の人にもお勧めの色です。
ただし、ニキビ跡やシミが酷い場合や、目の下に濃い色のクマがある場合は、逆に目立たせてしまうことにもなりかねないので、別の色と合わせて部分的に使用することをお勧めします。
ブルーベースの人を血色良く見せるオレンジ系
イエローベースと言われるオークル系の肌の人に一番しっくりくるのがイエローのコントロールカラーなら、ブルーベースと言われる肌が青味がかった色白の人にお勧めなのがオレンジのコントロールカラーです。
オレンジのコントロールカラーは色の濃いものから薄いものまで様々な色がありますが、顔全体に使用するなら、黄色に近い薄めのオレンジを選ぶことをお勧めします。
イエローベースの人より色が白い人の多いブルーベースの人は、オレンジのコントロールカラーを使用することで血色が良く見えるようになり、健康的な雰囲気になります。
また、肌がくすんでいる人にもくすみを解消するのにお勧めの色です。部分的に茶色にくすんでいる場合には、濃いめのオレンジのコントロールカラーを部分使いで使用すると、綺麗に補正することができます。
パープル系はハレの日にお勧めのコントロールカラー
パープルの化粧下地を塗るというと、イエローやオレンジと違って勇気がいるかもしれませんが、顔の赤みを程よく抑えて涼しげな印象を保ちつつ、血色を良くみせ華やかな印象に仕上げることのできるので、結婚式などのハレの日や、大切な人と過ごす綺麗に魅せたい日にお勧めのコントロールカラーです。
また、年齢を重ねて顔の赤みは消したいけれど、血色が悪くなるのは困るという人もぜひパープルのコントロールカラーを使用してみましょう。
カレとのデートの日や、大切なパーティーの席に出席する日、子どもの入学式や卒業式などに、華やかな印象になるパープルの化粧下地を使用して、いつもと違う雰囲気を演出してみましょう。
ニキビ跡や赤みを消すのに最適なグリーン系
グリーンのコントロールカラーはイエローと並んでたくさんの種類が販売されているコントロールカラーの一つです。
主に黄くすみやニキビ跡、ニキビやシミの赤みを消すのに最適な色なので、ニキビ跡が気になる人や、顔の赤みが気になる人は部分使いとして使用していきましょう。
ただし、グリーンのコントロールカラーは、顔全体に使用するのは厳禁です。
顔全体が青白く、逆に顔色が悪くなってしまうので、必ず部分使いで使用するのに留めましょう。
特に青白い顔色を血色良く見せるピンク系
一番使いやすそうで色も可愛いのがピンクのコントロールカラーですが、実は顔全体に使用すると失敗しやすいのもピンクのコントロールカラーです。
イエローベースの人や、ブルーベースでも普通の濃さの肌色の人が塗ると、逆に顔が赤く腫れぼったくなったり、大きく見えるようになってしまうので注意が必要です。
ピンクのコントロールカラーを使うのは、顔がかなり色白で青い人や、貧血や生理中などで体調が優れない時、顔色を良くするために使うと、血色のよい顔色に仕上げることができます。
常に顔色が青白い人や、体調の悪い日限定で使用していきましょう。
透明感をアップさせるブルー系コントロールカラー
ブルーのコントロールカラーは、標準的な顔色の人が肌の透明感をアップさせるのに最適な色です。
顔の赤みや黄みを抑えて、涼しげな印象に仕上がります。
ただし、顔が青白い人や、貧血や生理中、体調不良などで血色がよくない時は、使用するのを避けた方が無難です。