クレンジングバームとは？

 
オイルではないのに、がっつりアイメイクが綺麗にオフできる！？
そんな夢のようなクレンジング剤が、モデルや女優の口コミから火がついて大人気となっています。
それは、クレンジングバーム。

クレンジングバームってなに？

一般的なクレンジング剤の特徴は、メイクを落とすことに特化している界面活性剤などの洗浄成分の含有量が多いということです。
また、ほとんどのクレンジング剤には防腐剤の役割を持つパラベンなどの石油系成分、それに加えて香料や着色料などが含まれています。
このような化学合成物質は、使用したとたんにお肌に悪影響を及ぼすというものではありませんが、長年かけてお肌に浸透してしまうことがあり、お肌の老化を早めてしまう危険性を秘めています。

では、クレンジングバームではどうなのでしょうか？

現在、各化粧品ブランドからさまざまなクレンジングバームが販売されていますが、それらの製品のほとんどは天然成分を主原料として製造されているため、お肌への悪影響については心配する必要がないでしょう。
また、クレンジング成分とともにお肌を保護して老化を防止する天然植物成分が配合されているため、クレンジングバーム使用後のお肌はしっとり。
毛穴の汚れはきちんと落ちるのに、一般的なクレンジング剤で起こりがちなお肌のツッパリ感が起こらないという特徴を持っています。

界面活性剤を配合していないのに、なぜメイクが落ちる？

ここでは、現在売れ筋№1といわれている「DUOクレンジングバーム」の成分について調べてみることにします。

パルミチン酸エチルヘキシル

天然合成成分であり、現在までにお肌への毒性は認められていません。また、この成分はお肌を軟化させる働きを持ち、栄養分を与える役割を持っています。
この成分はクリームや美容液、クレンジング剤などをはじめ、さまざまな化粧品に配合されています。

トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル

天然合成油脂で、お肌への毒性は認められていません。
この成分もまた、クレンジング剤をはじめとするさまざまな化粧品に配合されています。

炭酸ジカプリリル

天然合成成分であり、お肌を軟化させる役割を持っています。クレンジング剤、美容液、乳液、日焼け止めなどに配合されている成分ですが、お肌への毒性は認められていません。

トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル

パーム油由来の磯ステアリン酸と植物性グリセリンにエチレンオキサイドという物質を加えた天然合成成分です。
分子量が大きく、低刺激性であるのが特徴。敏感肌の方であってもそれほど神経質になる必要はありませんが、重症度の高いアトピー性皮膚炎などの肌トラブルが現れている方は、自己判断をせずに使用前に皮膚科で相談してみましょう。

フェノキシエタノール

緑茶由来の成分で、防腐剤、乳化剤の役割を持っています。石油系の成分ではありませんが、敏感肌の方の場合ではこの成分で乾燥肌を招くことがあります。ただし、この成分は配合量が規制されているため、お肌への悪影響を心配する必要はほとんどないでしょう。ただし、心配なのであれば使用前に皮膚科へ相談してみるとよいでしょう。

上記では、DUOクレンジングバームに配合されている代表的な合成成分をご紹介させて頂きましたが、どの成分もお肌への刺激が少ないという特徴を持っています。
つまり、石油系で強烈な洗浄力を持つ成分でメイクを落とすのではなく、このような天然由来成分をいくつか配合することにより、スムーズにメイクを落とすことが可能になったということですね。

クレンジングバームの上手な使用方法

クレンジングバームは一見するとバターのような固形物ですが、体温によって温まると溶け出すという特徴を持っています。
クレンジングバームが溶け出して柔らかくなったら、顔全体に素早く伸ばしますが、力任せにクレンジングを行わないよう、注意します。
一般的なクレンジング剤でも同様ですが、力を入れてクレンジングを行ったとしても効果が高まるというものではなく、むしろ力によってお肌へ伝わる刺激が強くなってしまいます。
クレンジングはあくまでも優しく、1分程度で済ませましょう。
これが基本です。

クレンジング後のケアはどうすればいい？

肌質にもよりますが、やはりクレンジング後には保湿ケアをおススメします。
というのは、特に冬や夏にはエアコンや暖房器具の使用により、私たちのお肌から水分が奪われてしまう可能性が高いからです。
高性能なクレンジングバームを使用して綺麗にクレンジングを行ったのであれば、さらにお肌をいたわる意味で、保湿が必要であると考えることができます。

クレンジングバーム・使用上の注意

当たり前の話ですが、使用後にはきちんとフタを閉めておきましょう。クレンジングバームが空気に長時間触れると、酸化してしまう恐れがあります。
また、いくら低刺激性のクレンジングバームであっても、アレルギーなどのトラブルが起こる可能性がゼロではありません。
使用中や使用後、お肌になんらかのトラブルが起こった場合にはすぐにぬるま湯で洗い流し、お肌の状態を観察しましょう。

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