ミネラル系コスメでチェックしておきたい成分

ミネラル系コスメに配合されている成分の中でよく見かけるものをいくつかピックアップして、それぞれどんな特徴を持っているのかを解説していきましょう。

■酸化チタン
日常生活対応のほど良いUVカット効果があり、肌を綺麗に見せてくれることから、ファンデーションによく使用されている顔料です。チタンは金属の中でも人体にやさしく、アレルギーも起こしにくいため、インプラントなど医療の分野で幅広く使用されている素材です。

■酸化亜鉛
白い色をした粉末で、防腐効果を持っている成分です。毒性はなく、人体にやさしい性質を持っているため、化粧品のほかに医薬品などにも使用されています。

■酸化鉄
赤い色を持つ顔料で、ファンデーションのベージュカラーのほか、ポイントメイクの着色に使用されている成分です。肌に対しては刺激がきわめて少ないもののひとつですが、まれにアレルギーを起こすこともあります。

■マイカ別名雲母、きららとも呼ばれています。化粧品に配合される場合にはツヤ感を出し、肌を綺麗に見せる働きをする成分です。

■タルク
滑石とも呼ばる白い色をした成分で、化粧品の他にベビーパウダーなどにも使用されています。ただし品質の悪いものの中にはアスベストを含んでいるものがあるため、吸い込んだりしないように十分注意する必要があります。

ひとことでミネラルファンデーションと言っても、全ての製品が100％ミネラル成分で作られているわけではありません。
ですが、100％でないから良くないのかと言うと、それもまた判断が難しいところです。

例えばケイトのミネラルファンデーションは、金属アレルギーを起こす可能性のあるミネラル成分を海藻素材でコーティングしています。その他、コーティングする際にシリカや水酸化Al（水酸化アルミニウム）などミネラル成分以外のものを使っている製品もあります。
このように、あえてミネラル成分以外のものを配合することで更なる肌へのやさしさを実現している製品も決して少なくはないのです。

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