タラソセラピーはフランス生まれ。日本では千葉県勝浦市、三重県志摩が有名です
タラソセラピーとは日本語で「海洋療法」と訳されることが多いエステティックのトリートメント方法の一つとして上げられるものです。
タラソ=海、テラピー=療法
その語源は、ギリシャ語で海を表す「タラソ」と治療や療法という意味をもつフランス語の「テラピー」に由来します。
そのトリートメント内容は、海洋気候の環境の下で、海水、海藻、海泥などをもちいて行うエステトリートメントです。
また海洋気候とは、太陽が降り注ぐ暖かい気候のことを指しますが、海岸は特にオゾンがたっぷりと含まれている新鮮な空気を味わえる箇所でもあり、こうした環境と空気の相乗効果を利用しつつトリートメントを行うと体と心に精神的にも肉体的にも疲労を解消できるといわれていることから、タラソセラピーは、運動選手やプロのモデルたちなどにも注目されているものだといわれています。
タラソテラピーの発祥はフランス
タラソセラピーの歴史は、フランスから始まり、ヨーロッパでは多くの国が、このトリートメントをとりいれているタラソセラピーセンターを扱うサロンが多いといわれています。
特にフランスの大西洋沿岸をはじめとして、ドーバー海峡付近やドイツ、バルカン半島、スペイン、コルシカ島に幅広く扱われていると話題になっています。
タラソセラピーの先進国であるフランスには、約40ものタラソセラピーセンターが存在するといわれて多くの人に利用され愛されてきています。
また日本では、本格的なセンターでは千葉県勝浦市や三重県の志摩が有名です。
タラソテラピーが愛される理由
次にタラソセラピーがなぜ効果的なエステティック要素を発揮するかというと、それは、人間の下の体のつくりからさかのぼることになります。
全ての生物は海から誕生したように、人間と海との関係も密接なものがあるといえるからです。
とくに海水は、その成分の構成が、人間の血液と非常に似ているといわれていることから、タラソセラピーは人体への影響が非常に効果的だといわれています。
人間の生命を維持する上で、最も大切な働きをしているといわれているミネラルやヨードなどの微量元素は、体内ではおもに血液中に存在し、量がわずかでもバランスが崩れてしまうと貧血や味覚障害などの体の不調をもたらす原因になります。
海水や海藻、海泥などの海洋生物資源には、人間の体に必要な良質のオリゴエレメントが豊富に含まれているといわれており、皮膚を通して体内に浸透させることが可能なタラソセラピーは非常に人間の体のリラクゼーションにとって大切なものといわれています。