ダイエットしても痩せるのは上半身ばかり…そんな場合の原因と対策

 
近年のダイエットブームにより、減量のための様々な商品が販売されていますよね。
確かに体重を落とすことのみを目標にするのであれば、必要な栄養素はサプリメントで摂取し、余分な脂肪を増やさないために食事制限を行えば良いだけのことです。

 
しかし体型にはバランスが大切であり、いくら上半身がガリガリに痩せていても、下半身がボテッとしている洋梨のような体型では、せっかく苦労してダイエットしているのに報われない気持ちになってしまいます。

ウエストや二の腕などの上半身はよほど偏った運動をしない限り、減量すればほっそりとしたラインを作り出すことが可能ですが、お尻や太ももといった下半身部分は、ただ体重を落とすだけではなかなか理想的なラインを作ることができません。

 

下半身が太る原因

ではなぜ下半身はただ減量するだけでは細くならない……といった事例が起きるのでしょうか？
もちろん脂肪が多く肥満であれば下半身のみならず全体が太ってしまいます。
しかしダイエットしているにもかかわらず下半身だけがどうしても痩せない理由として考えられるのは、むくみと筋肉太りの２点が考えられます。

むくみは女性に多くおこる症状として有名かと思います。
男性に比べ筋肉量が少ないため、リンパの流れが悪くなることで老廃物がたまりやすくなり、何もしていなくても足がパンパンになってしまいます。

そして筋肉太りはスポーツ経験のある人がそのスポーツをやめたあと、使われなくなってしまった筋肉が固くなり、その上から脂肪もついてしまった結果起こる症状です。

 

むくみによる下半身太りの解消法

むくみの主な原因として考えられているのが、冷えなどからくる血行不良です。
この血行不良が体内の老廃物が足に溜まっていく原因となり、むくみが起こるわけですから、改善方法はもちろん、血行促進になるわけです。
そのためにはリンパマッサージが必要になってきます。
リンパとは体内の毒素や老廃物などを運ぶ役割を持っているのでこの流れを良くすることで、毒素がたまりむくんでしまうという悪循環を断ち切ることができるわけです。

リンパマッサージは様々な方法が開発されていますが、基本的には心臓から一番遠い箇所からマッサージをはじめるものです。
例えば、今回のように足のむくみを解消するためならば、足先から徐々に太ももの付け根にかけて順にマッサージをした方が良いと言われています。

 

筋肉太りの解消法

スポーツなどでついた筋肉は減量をしてもなかなか細くなりません。
無理な食事制限を強いても、下半身はがっしりしていて上半身のみ細くなってしまったという結果をよく見受けますが、筋肉太りにはやはり運動をして立ち向かうしかないのです。

一見さらに筋肉が増え、太くなってしまう気がしますが、スポーツ選手の中でもマラソン選手やシンクロなどを競技にしている方々の足は、ほどよく筋肉がつき、ほっそりとしていますよね。
このような持久系の水泳やウォーキングなどの有酸素運動と呼ばれるエクササイズは筋肉をつけることが目的のスクワットやダンベルあげを行うよりも、体脂肪を効率よく燃焼させることができるので、元々ある筋肉の上についてしまった脂肪を取り除き、ほっそりとした健康的な足を手に入れることができるのです。

 
下半身のダイエット方法は今回紹介した方法以外にも沢山存在します。
しかし、その方法を試してみる前に自身がなぜ太っているのか、その原因を認識しなければ間違った方法でダイエットを行うことになり、時間を無駄に浪費してしまうことになりかねないので、注意が必要です。