カロリー控えめ本格中華レシピ「四川風麻婆豆腐」で薬膳&美容効果
季節の変わり目は、体調を崩しがちですね。体調不良の原因は、冷えにあることが意外と多いのです。体を丸めて縮こまっていては逆効果、こういう時こそ、温かな料理を食べて体の中から温まり、汗をかきましょう。
体の中から温まる四川風麻婆豆腐
材料(4人分) 1人分約148kcal
絹こし豆腐 1丁
豚ひき肉 100g
ニラ 1束
もやし 1袋
ニンニク 1かけ
生姜 1かけ
豆板醤 小さじ1/2
コチュジャン 小さじ1/2
山椒 小さじ1/2
塩・胡椒 少々
ごま油 適量
オイスターソース 小さじ1
水溶き片栗粉 適量
A 水 カップ1
醤油 50cc
酒 大さじ2
砂糖 小さじ2
作り方
(1) 豆腐は3㎝角に切り、ザルにあけて水を切っておく。ニラは小口切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りにする。
(2) フライパンにごま油を熱し、ニンニクと生姜を炒める。香りが立ったらひき肉を加えてよく炒め、火が通ったらニラともやしを加え、軽く炒める。
(3) 豆板醤、コチュジャン、山椒、塩・胡椒を加えて炒める。
(4) A を加え、一煮立ちさせる。
(5) 豆腐を加え、蓋をして5分煮る。
(6) 水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、仕上げにオイスターソースを加えてひと混ぜする。
辛味成分でカラダに元気を!
元気のない時に、辛い物を食べたくなるという人は意外と多いものです。この麻婆豆腐はそんな方に特におすすめです。山椒や豆板醤の辛み成分には、味覚を敏感にし、食欲を湧き立たせる効果があります。特に山椒のサンショオールという成分は味覚を鋭敏にし、少しの調味料でも舌がうまみを感じるようにさせてくれるのです。高血圧などの生活習慣病予防にも役立ちますね。塩分を取りすぎはむくみを引き起こすのでダイエット中にもうれしい効果です。
油を工夫してカロリーコントロール
食欲をそそってしっかり食べても、手作りの麻婆豆腐なら油の量をコントロールすることができ、カロリーを低めに抑えることができます。また、良質な油である胡麻油を使用しますので、余分な脂肪を排出し、コレステロールを下げ、ダイエット効果を期待することができます。
また、調味料である豆板醤やコチュジャンには、唐辛子の成分であるカプサイシンを多く含んでいます。カプサイシンはエネルギー代謝を促進して体脂肪を燃焼する効果があります。生姜のジンゲロンにも、体脂肪の燃焼を促す効果があります。
アンチエイジング効果が高い大豆イソフラボン
そして、主役の豆腐には、大豆由来のイソフラボンという抗酸化物質が豊富に含まれているため、アンチエイジング効果が高く、シミやシワの予防にも効果的です。高蛋白で低カロリーなこともうれしいポイントですね。
中華料理は脂っぽくて高カロリーという印象です。確かに、お店を選ばないと質の悪い油がたっぷりの高カロリー料理のオンパレードになってしまうかもしれません。でも、自分で材料を厳選してつくれば、身体によい効果がたっぷり入った薬膳料理として、美容と健康に役立つメニューになるのです。