低カロリー絶品レシピ「ファッロのリゾット」ご飯の代わりに雑穀を
最も素朴で、安心する香り。そして、ないと満足できないもの。「お米」は日本人にとって欠かせないものですよね。ご飯の炊ける匂いは何とも言えず、食欲を掻き立てられます。しかし、ダイエッターにとってお米は最大の敵でもあるのです。
お米のデンプンは体内でブドウ糖となりエネルギー源になります。このエネルギー源によって、目が覚めて体がシャキッとし、頭が回転し始めるのです。しかし、ご飯を食べすぎてしまうと、そのエネルギーが余ってしまい、脂肪として蓄えられます。さらに、お肉などの脂肪分の多い食材と一緒に食べてしまうと、エネルギーとして使われるより、脂肪として吸収されやすくなってしまうのだとか!
ご飯を抜くダイエットの落とし穴
そこでご飯を全く食べず、おかずのみの食事をしている人を多く見かけます。理屈上ではダイエットに向いたメニューなのでしょうが、果たして食欲はきちんと満たされているのでしょうか?いままでご飯をちゃんと食べてきた人が、いきなりその主食を辞めてしまったら、ストレスにならないのでしょうか。
実はストレスに感じるのは、体の中の内臓。特に肝臓に負担がかかってしまうと言うのです。肝臓は「糖新生」という、糖分以外の物質から糖分を作り出すという作業を行うのだそう。この糖新生はそもそも、人間が飢餓状態に陥った時に行われる、いわば緊急事態の時の最終手段。この最終手段をほぼ毎日やらされてしまったら、やはり肝臓も疲れてしまうのもわかります。
ただ、主食となるものはご飯だけではないんです。穀物をうまく使えば、ご飯よりもカロリーは抑えられ、でもきちんと主食は摂れる。そこで今回は穀物を使った主食レシピをご紹介します。
ファッロのリゾット
材料
スペルト小麦・・・500g
乾燥ポルチーニ・・・3個
玉ネギ・・・1/2本
マッシュルーム・・・1パック
ニンニク・・・1片
タイム・・・1本
オリーブオイル・・・適量
白ワイン・・・1/2カップ
コンソメスープ・・・1・1/2リットル
塩、こしょう・・・適量
クリームチーズ・・・大さじ1・1/2杯
パルメザンチーズ・・・適量
作り方
1、 乾燥ポルチーニはお湯で戻しておく。戻したら、お湯から取り出しみじん切りにしておく。このとき、戻し汁は捨てずにとっておく。
2、 玉ねぎはみじん切り、マッシュルームは薄切りに、ニンニクはすりおろしておく。
3、 鍋を熱し、オリーブオイルを入れて2の玉ねぎを炒める。
4、 玉ねぎが透明になってきたら、1のポルチーニのみじん切りを加えて炒める。
5、 炒まったら、スペルト小麦を入れ、油を全体に行き渡らせる。
6、 行き渡ったら、コンソメスープを入れて、軽くかき混ぜ、蓋をしてしばらく煮込む。
7、 別のフライパンを熱し、オリーブオイル、2のニンニク、ローズマリーの葉をちぎり入れ、さらに、2のマッシュルームを入れて塩、こしょうをふり炒めていく。
8、 6の小麦がふっくらとして水分がなくなったらかき混ぜ、7の炒めたものを加えてさらに混ぜ合わせる。
9、 火を止めて、クリームチーズを加え混ぜ合わせ、さらにパルメザンチーズをふり入れて混ぜ合わせ、お皿に盛ってできあがり。
麦を使った主食メニュー。チーズとコンソメのうまみが、麦の味に深みを与えてくれます。食べ応えも抜群。お試しあれ。