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ギムネマ茶の副作用と注意点。妊娠中の女性は避けて



ギムネマ茶

甘いものを我慢したい人や、ダイエット効果を無理なく実感したい人に人気のお茶が、ギムネマ茶です。
苦味がある個性的な味のお茶なのに、何度もブームが起こることからも、その実力は確かなものです。

そんなギムネマ茶は、ドラッグストアやインターネットショッピングでも気軽に購入できることから、今日から毎日の食生活に取り入れていきたい!と思う人も多いと思います。

しかしいくらダイエット効果に優れたお茶でも、毎日飲むとなると、気になるのが副作用です。
ギムネマ茶の副作用について、ご説明していきたいと思います。

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糖尿病の治療を受けている人は注意が必要

ギムネマ茶の原料であるギムネマは、糖尿病の治療薬としてインドの伝統医療、アユールヴェーダにも用いられている植物です。
実際、そんなギムネマの葉から作られたギムネマ茶は、小腸で糖の吸収を抑制する作用があることから、血糖値の急激な上昇を抑える優れた効果を発揮します。

しかし既に糖尿病の治療で、血糖値を下げる薬を飲んでいる人の場合は、ギムネマ茶を飲むことで、低血糖になるおそれがあります。
このことからも、糖尿病の治療を受けている人は、ギムネマ茶を自己判断で飲むことはせず、どうしても飲みたい場合は、必ずかかりつけの医師に相談してから飲み始めることをお勧めします。
また、糖尿病の治療を受けている人以外にも、日頃から低血糖の人も、ギムネマ茶の摂取には注意しましょう。

 

 

貧血ぎみの人も摂取を慎重に

生理のある女性に多いのが、貧血です。
貧血は徐々に症状が進むことから、自覚が無い場合も多いですし、血液が貧血状態になると、倦怠感やめまい、脱毛や息切れなど、様々な症状を引き起こします。
そんな貧血の人も、ギムネマ茶の摂取は避けた方が良いです。

理由は、ギムネマは糖分の吸収を妨げる効果のある植物ですが、同時に鉄分の吸収も阻害してしまうからです。
このため、ダイエット効果を期待して、貧血の人がギムネマ茶を飲み続けていると、食事で摂取した大切な鉄分が吸収されにくくなり、さらに貧血の症状が進んでしまったということにもなりかねません。

日頃から貧血ぎみだと自覚のある人や、貧血の治療をしている人、貧血になりやすい人は、ギムネマ茶を飲むのを避けることをお勧めします。

 

 

稀にお腹が緩くなることがある

ギムネマは小腸で糖の吸収を妨げる作用がありますが、このとき未消化になった物質は、食物繊維と同じ働きをして、便通をスムーズに整えるなど、腸内環境を改善する効果を発揮します。
このことから、ギムネマ茶を飲むと便通が改善されて、デトックス効果を実感することができますが、稀にこの作用が強く出てお腹が緩くなってしまうこともあるようです。

ギムネマ茶を飲み始めてから、何となく便が緩くなったり、下痢が続く場合は、摂取の仕方や量を見直したり、ギムネマ茶を飲むことを少しお休みするのもお勧めです。
また、食物繊維のような働きをする未消化物が原因で、お腹にガスが溜まって張ってしまったり、おならが良く出るようになることもあります。

殆どの場合は、ギムネマ茶を飲み続けているうちに、お腹が慣れて治ってしまうようなので、特に心配のない症状ですが、お腹がガスで張ったり、おならが頻繁に出るということは不快ですし、日常生活で支障をきたす場面も多いものです。
ギムネマ茶を飲み始めるタイミングを、大切な行事や予定の無い時にするなど、万が一副作用でお腹にガスが溜まっても、問題ない時期を選ぶと安心です。

 

 

妊娠中の人はギムネマ茶の摂取を控える

妊娠中の女性が飲める、体に良いお茶やダイエット効果のあるお茶はたくさんありますが、ギムネマ茶は、妊娠中は摂取しない方が良いとされています。
その理由は、ギムネマ茶が糖分や鉄分の吸収を阻害することから、赤ちゃんにお腹の中で行くべき栄養の吸収を妨げる可能性があると言われているからです。
赤ちゃんにはお母さんが食べた栄養が、たっぷりへその緒を通じて、行き渡らなければなりませんし、ギムネマ茶が吸収を阻害してしまう鉄分は、妊娠中の女性にとっても、とても大切な栄養成分です。

このことから、妊娠中にギムネマ茶を飲んでみたい場合は、必ずかかりつけの医師などに相談して判断してもらうことが適切です。
お腹の赤ちゃんの健康な発育のためにも、自己判断でギムネマ茶を飲むのは避けましょう。

 

 

子どももギムネマ茶は飲まない方が良い

美容や健康に効果のあるノンカフェインのお茶の中には、子どもから大人まで家族皆で飲むことができるものもたくさんあります。
ギムネマ茶もノンカフェインのお茶ですが、成長期の子どもは飲まない方が良いとされています。
何故なら、ギムネマ茶が吸収を阻害するブドウ糖は、脳の栄養源として、とても大切なものだからです。

脳の発育は、子どもにとって重要なことです。
このことから、ギムネマ茶を飲むのは、大人になってからにして、高校生くらいまでの発育途中にある子どもには、飲ませないようにしましょう。

特に、中高生になると、女の子はダイエットに興味を持ち始めることから、ドラッグストアなどでも手軽に入手できるギムネマ茶を、飲んでみたいと思うかもしれません。
ギムネマ茶の効果だけでなく、副作用もしっかり認識させて、他のお茶や運動など、成長に差し支えの無い方法でダイエットをするように、教えてあげるようにしましょう。

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