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甘味料比較!アガベシロップ・はちみつ・メープルシロップの違い



マヌカハニー
 
アガベシロップとはちみつ、メープルシロップは、どれも美味しそうな褐色をしている、見た目はとても似ている甘味料です。
しかし、独特の香りが強いはちみつやメープルシロップに対して、アガベシロップは香りも少なくとろみもないので、はちみつやメープルシロップのような風味や食感を期待して食べるとちょっと拍子抜けするかもしれません。

そんなアガベシロップとはちみつ、メープルシロップですが、それぞれ風味や食感以外にどんな違いがあるのでしょうか? ご説明していきたいと思います。


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GI値ではアガベシロップが一番低い!

アガベシロップとはちみつ、メープルシロップの一番の違いと言えば、血糖値の上昇を表すGI値の違いです。

GI値が高い食品を食べると、一気に血糖値が上昇することから、インスリンも活発に分泌されます。
しかし繰り返し血糖値が上昇し続けていると、インスリンが血液中のブドウ糖を処理しきれなくなり、高血糖の状態になったり、太りやすくなったりしてしまいます。

アガベシロップやはちみつ、メープルシロップはそんな甘味料の中ではGI値が比較的高くない食品です。
例えば白砂糖のGI値は109ですが、はちみつは88、メープルシロップは73。低GI甘味料として注目されているアガベシロップにおいては、21と甘味料の中では群を抜いて少ないどころか、キャベツやみかんなどの野菜や果物よりも低いと言う、驚異の数字です。

このことから、血糖値が気になる人にとっては、アガベシロップが一番お勧めの甘味料ということになります。

 

アガベシロップ、はちみつ、メープルシロップの特徴

アガベシロップとはちみつ、メープルシロップはそれぞれ味も少しずつ異なるだけでなく、含まれている成分も違うものです。

アガベシロップは果糖が多く熱に強い

アガベシロップの原料は、メキシコなどが原産。テキーラの原料としてもお馴染みのアガベという植物です。

そんなアガベシロップの甘味は、白砂糖の約1.4倍とも言われる濃厚なものですが、その成分の多くは果糖です。
果糖は血糖値が上昇しにくく、吸収が良いとされる糖なので、アガベシロップの低いGI値も頷けます。

また、ケルセチンやケンペロールといったポリフェノールをたっぷり含んでいるので、優れた抗酸化作用によるアンチエイジング効果や健康効果を実感することもできます。

水溶性食物繊維のイヌリンも含まれているので、腸内環境を整えて便通を改善する効果も期待できますし、食事などで摂取した糖質による血糖値の上昇を抑える効果もあります。

アガベシロップは加熱調理に強いので、砂糖の代わりとして色々な料理に用いることができるのも魅力です。

はちみつはビタミンB群やミネラルがたっぷり

はちみつは、ミツバチが花を巡って集めてきた蜜です。このため、ビタミンB群やビタミンC、カルシウムやカリウム、鉄やマグネシウムなどのミネラルを摂取することができます。

優れた殺菌効果があることから、風邪をひいて喉が痛い時に舐めると、症状を楽にすることもできます。また、アガベシロップ同様、ポリフェノールもたっぷり含んでいるので、アンチエイジング効果や健康効果、美肌効果も期待できる甘味料です。

ただし、はちみつは熱に弱いので、加えるなら料理の最後など、加熱しない状況で使用することがポイントです。

メープルシロップは豊富なポリフェノールを含む

メープルシロップは、サトウカエデの樹液を煮詰めたもので、やはりアガベシロップやはちみつ同様、ポリフェノールをたっぷり含んでいます。しかもその数は約54種類ととても多く、強力な抗酸化作用が期待できる甘味料だと言えます。

また、ビタミンB群や鉄分などのミネラルが摂取できますし、はちみつよりも糖分が少ないことから、さっぱりした甘味を持っています。GI値もはちみつより少し低めです。

このように、アガベシロップ、はちみつ、メープルシロップとも、それぞれ含まれている成分に特徴があります。
どれも体に良い成分がいっぱいの甘味料なので、好みで使い分けていきましょう。

 

濃厚な甘味のあるアガベシロップ

甘味料はどうしても糖分が多いことから、カロリーはどれも高めになってしまいます。
よく甘味付けに使われる白砂糖は100gあたり384kcalあります。

低GI甘味料として人気のアガベシロップは、そんな白砂糖よりも少ない310kcal、はちみつは294kcal、メープルシロップはさらに少なく257kcalです。

これでいくと、一番ヘルシーな甘味料はメープルシロップのように思えますが、アガベシロップは砂糖の約1.4倍とも言われる濃厚な甘味を持つことから、少しの量でしっかり甘味を感じることができます。結果としてカロリーが一番低く済むのはアガベシロップということになるでしょう。

ただしどの甘味料も使い過ぎればカロリーオーバーになってしまいますので、適量をほどほどに使っていくことが大切です。

 

甘味料の特徴で使い分けを!

アガベシロップとはちみつ、メープルシロップは、一見同じような見た目をしているけれど、全く異なる甘味料です。
スイーツやデザートに加えるなら、どれでも美味しいですが、加熱調理に使用するなら、熱に強く香りが少ないアガベシロップが一番適しています。

わずか21という低GI甘味料アガベシロップを毎日の食事に取り入れて、健康と美容の両方を一度に実現していきましょう。

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