痩せやすい体の作り方。リバウンドしないダイエット法は存在しない？

ダイエットに必ずついてまわるもの、リバウンド。
ダイエットをしたことがあれば、ほとんどの方が経験あるのではないでしょうか。
テレビ番組の企画で痩せたタレントも、結局いつの間にか元の体型に戻ってますよね。
リバウンドしないダイエットがあったら良いと思いませんか？

結論：リバウンドしないダイエット法はない

結論から言います。リバウンドしないダイエットなんてありません。
これまで、たくさんのトレーナーさんに取材をさせていただいてきたのですが、どんなダイエットでも、止めてしまったら、その時からリバウンドは始まってしまうそうです。

たとえば、炭水化物ダイエット

体を動かすとエネルギーを消費します。このエネルギーの元となる栄養素は炭水化物なのですが、これを摂取しないことで、エネルギーの代わりに脂肪が燃えて行くというのが、炭水化物ダイエットの仕組み。
かなり有名なダイエット法なので、多くの方が試したことがあると思います。

実際、効果は高く、すぐに体型にも変化が出ます。
ですが、この炭水化物ダイエット、一生続けられると思いますか？
もう二度とオシャレなカフェでパスタが食べられないなんて考えられますか？
スイーツも砂糖が炭水化物です。これから先ずっと、炭水化物を食べないなんて、おそらく無理だと思うんです。
そして炭水化物を食べ出した時からリバウンドは始まります。どんなに効果の高いダイエット法でも、止めた瞬間からリバウンドし出すのです。

食事制限ダイエットは痩せにくい身体を作る

もっと大きな問題があります。実は、このような食事制限だけのダイエットは、止めたらリバウンドをするだけでなく、痩せにくい体になっていってしまうのです。

年齢とともに、痩せにくくなったと感じたことがある人は少なくないはずです。
２０代の頃と同じ方法でダイエットをしてもあまり効果を得られないと感じたことはございませんか？
私自身、２０代の前半の頃は痩せようと思ったら、すぐに痩せられました。
ですが、３０歳を過ぎた今、同じ方法ではほとんど効果が出にくくなっています。

痩せにくい理由は基礎代謝が落ちたこと

どうしてこのようなことが起こるのかと言うと、人間は年とともに、筋肉量が減り、基礎代謝が下がっているからなのです。
つまり、年を重ねて行くと、消費カロリーが減り、太りやすく痩せにくい体になるのです。だから、若い頃と同じ方法で痩せようと思っても効果が出にくくなるそうです。

食事制限で落ちる筋力

これに拍車をかけるのが、炭水化物を三食全く食べないなどの、無理な食事制限です。

ダイエットで食事制限をすると、軽度の栄養失調状態になるため、筋力はどんどん落ちて行きます。食べる量が減っているので、体重自体は減りますが、基礎代謝は下がっているのです。ですから、余計にリバウンドしやすい体になっているということです。

この筋肉が減った状態でリバウンドをして元の体重に戻ると、同じ体重でも筋肉量が減って基礎代謝が下がっているため、ダイエット前よりも痩せにくい体になるのです。
これを多くの女性は若い頃から何度も繰り返しているため、ちょっとやそっとのことでは痩せないそうです。

痩せやすい体を作ることがリバウンドしにくいダイエット法

ではどうすれば良いのでしょうか。
答えは、痩せやすい体を作れば良いのです。先にリバウンドしないダイエットはないと書きましたが、実はこの痩せやすい体を作るダイエットこそが、リバウンドしにくいダイエット法なのです。

食事制限で痩せても、食事が元に戻れば体重も戻る！ダイエット結果を継続させるには運動が必要

具体的には筋トレが必要です。
筋トレというと女性は少し抵抗があるかもしれませんね。
しかし、筋トレで筋肉量を増やして、基礎代謝を上げることで、痩せにくかった体を痩せやすくすることができます。
基礎代謝を上げるための筋肉を作れれば、それを持続するだけでリバウンドはしなくなります。

基礎代謝が上がっているので、トレーニングを止めたとしても、反動は少ないそうです。
通常の食事制限だけのダイエットを行って、結果を出せた身体をキープすることができるのです。

「１ヵ月で?１０kg！」なんて謳っているトレーニングジムのほとんどは、このような筋肉をつけて痩せやすい体を作るというメカニズムなんですよ。

ダイエットは気長に。同時に痩せにくい身体作りを心がけて

まとめると、リバウンドしないダイエットはありません。食事制限でダイエットをするなら、夜だけ炭水化物を抜くなど、長く続けられそうなダイエットを心がけてください。
そして筋トレも合わせて行うことで、痩せやすく太りにくい体ができていきます。気長に頑張って行きましょう。

それから・・・筋トレで逆に腕や足が太くなるなんて心配する方も多いと思いますが、女性であれば、そんなに心配いりませんよ。

Tweet