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肥満を手術で解消する?減量手術の実態とそのリスク



にきび
 
真剣に肥満で悩んでいる方が最初に思い浮かべるのは、美容外科での「脂肪吸引手術」ではないでしょうか?


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この方法を行う場合、健康上の大きなリスクを伴う場合も少なからずありますが、健康面に支障をきたすレベルの肥満であれば、やむを得ず「脂肪吸引手術」を行わなければならない、ということもあるでしょう。

 

肥満を治すための手術

そしてもうひとつ。
日本ではあまりポピュラーではありませんが、「脂肪吸引手術」が外部の手術であるのに対し、身体の内部から行う手術によって、肥満をストップさせるという方法もあるんです。

それでは、これから数種類の手術をご紹介して行きますが、これらの手術が行えるのは「BMI指数(肥満の程度の基準となる数値)が35以上であること」、「肥満が原因であると思われる合併症を治療する目的であること」という条件が設定されており、すべて人体に対し、危険を伴う手術であることを頭に入れておいて下さいね。

 

(1)バルーン留置術

肥満を食い止める手術は3種類に分類されており、その中でも比較的危険性が低いといわれているのが「バルーン留置術」という手術です。

この手術は、文字通り「バルーン(風船の形状を成したもの)」を胃の中に留置させることにより、胃の容積を小さくし、食欲を抑えてしまおう、というものです。
「バルーン」は内視鏡により胃の内部に挿入され、膨らませて終了。
皮膚の切開を行うこともないため、身体へ傷が残る心配はありませんが、効果は約半年間です。

 

(2)胃バンディング手術

次に「胃バンディング手術」のご紹介です。この手術は、皮膚を切開し、胃の上部をバンドで留めることにより、胃の容積を小さくするというもの。

ところが、「合併症を発症する危険性」、「バンドが身体の内部で外れる危険性」などがあり、人体にとっては危険な手術ですね。

 

(3)胃バイパス手術

そして、最も危険であるといわれているのが「胃バイパス手術」です。

この手術は、某肥満大国では頻繁に行われている手術ですが、胃の上部をホッチキスで留め、その部分と小腸を接続させます。そしてさらに、食物を消化させるための胃液を小腸に流し込むために、胃の下部と小腸を接続させます。

この手術を行うことで、胃はかなり縮小され、少量の食事しか摂取できない状態となります。
つまり、痩せることができるというわけですが……。
この手術は、上記でご紹介した手術より、はるかに大きな危険を伴い、「合併症を発症する危険性」は非常に大きいといわれています。

 

適正な医療とは言いがたい危険なケースも

上記では、身体の内部から行う胃の手術をご紹介しましたが、費用には相場がなく、病院の「言い値」で決定されるという認識で間違いないようです。

痩せる効果は高くても、高額であり、かつ危険性を伴う手術。
よほどのことがない限り、このような手術は視野から外しておくことが無難かもしれませんね。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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