その香水は本物?格安ブランド香水 ネット購入の罠
高級ブランド香水は一本約一万円が相場でしょう。安くても五千円前後からだと思います。
もちろん高いと思われるかもしれません。なので、少しでも安くネットで買いたいと思う消費者の欲求もわからなくはありません。
粗悪品も出回るブランド香水
ただ、ネットにはB級品、私はブラック香水と呼んでいますが、そんな粗悪品も少なからず出回っています。
ネットで買うこと自体が悪いことだとは思いませんが、相場より明らかに安いものは大量購入や、流通の簡素化によって安くしているものとは考えにくいです。香りが似ているだけのものであったり、成分が違ったりします。
ネットで購入を考えられている方は十分に気をつけて下さい。
人気の香水を直接試すチャンス
問題点はそれだけではありません。何より香りを試すことが出来ないということです。
ネットで匿名の誰かがいいと言う、悪いという、それはあくまで個人の感想であって、全てではありません。あなたの感性は他人によって決めることなどできないのです。
なので、一度は香りを試してから購入していただきたいですし、人がつけている香りだからといってあなたがつけた時に同じ香りになるという保証はありません。CDのジャケ買いのようなことは香水ではやらないことをおすすめします。
そして、店頭で買うと、そのブランドで教育された販売員さんがちゃんとオススメであったり、人気の商品を教えてくれます。自分の判断だけでなく、販売員さんが自分を見た印象をもとに判断もしてくれます。普段はつけなさそうな香水でも、ちょっと雰囲気を変えてみたい時に販売員さんの意見を参考にするといいでしょう。
私は男性なので、販売員さんに女性が多いのを利用して、プレゼントに何を貰ったら嬉しいか、どんな香水を男性につけていてもらいたいかなどを聞き出すチャンスでもあります。また、同性の方でも、人気の商品や流行の香りを教えてくれます。そういった情報収拾にも役立ちます。
正規店で購入したいブランド香水
歴史的背景に照らしても解るように、香水とは高級品なのです。私のようなコレクターやコラムを書いている人でない限り何本も所有しておいたり、無くなったらすぐに新しい香水を買いにいく必要は必ずしもありません。
ただ、高級品は腕時計でもジュエリーでも同じですが、「選ぶ、試す、使う」という全ての所作が高級に、またリッチになります。高級品を買う時に、例えばロレックスの腕時計を買うのにネットでスーパーコピーの粗悪品が安いからと言って買いませんよね。それと同様のことが香水にもあります。
ブランド専属の調香師たちが試行錯誤して作り上げた流れるようなストーリー、それがフレグランスです。どうせ読むなら一流の作家の小説が読みたいですよね。