スキンケア製品の「美白」と「保湿」、どちらを優先すべき?
美白と保湿、どっちを優先すべきなのでしょうか。
肌が乾燥すると、シワができやすくなり老け顔を進ませてしまうというリスクがあります。
特に20歳を過ぎると、肌のうるおいを保つための成分がどんどん減少するのは、身をもって実感してしまいますね。
美白と保湿。夏と冬とで切り替えるという方法はアリ?
肌を保湿するというのは、スキンケアの中でももっともベーシックなことです。
でも、美白化粧品というのは保湿効果が不十分なものが多いので、保湿と美白はどちらが優先なのか迷ってしまうというのもよく聞かれる悩みです。
そのために、紫外線の影響を受けやすい春から夏にかけては美白化粧品を、秋から冬にかけては保湿化粧品というように使い分ける方法もあります。
夏は保湿重視の化粧品はベタつきが気になるから、さっぱりタイプを使いたいと思うのもあります。
ただ、そこで忘れてはいけないのは乾燥した肌は紫外線ダメージを受けやすいということです。
夏は高温多湿で、肌が乾燥することはあまり心配しないでも大丈夫だと油断してしまいがちですが、
空調の効いた部屋で長時間過ごしていると、肌のうるおいは失われてしまいます。
肌に潤いがないと美白ケアも非効率的に…
肌がうるおいを失うと、角質層が硬くなりやすいため、自然に剥がれ落ちるはずのターンオーバーが乱れてしまいます。
紫外線を浴びて、シミの原因になるメラニンが古い角質とともに、剥がれにくくなるのです。
しかも、角質層が乾燥すると、重なり合った肌細胞が乱れて隙間ができやすくなるので、水分がどんどん蒸発してしまうんですね。
肌の表面はそれほどカサついていないのに、隠れたところで乾燥肌が進行しているかも知れません。
メラニンの生成を抑制する効果のある美白化粧品を使っていても、肌が乾燥してしまってはその効果も届きにくくなってしまうのです。
季節によって、美白化粧品と保湿化粧品を使い分けるのは、とても効率の良い方法に感じますが、
保湿も美白も一年中通して行うことが美白を極めるには大切なことなんですね。
特に、40代を過ぎた肌はうるおいを保つ成分は20代に比べて3分の2ほどに減少しています。
美白と保湿はどちらが優先というわけではなく、同時進行で行うことを意識してスキンケア製品を選びましょう。
肌のうるおいを保つ成分にはどんなものがある?
肌のうるおいを保つために役立つ保湿成分は、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワランなどが一般的です。
最近注目されているプロテオグリカンも、保水力が高いのでうるおいを保つために効果が高いと言われています。
プリテオグリカンの保水力はヒアルロン酸の1.3倍もあり、コラーゲンの生成を助けてターンオーバーを促進するという効果まであるようです。
保湿性の高い化粧品選びをする時に、プロテオグリカンに着目してみるのもいいかも知れません。
保湿成分を食品で補うという手も
もしも、保湿重視の化粧品を夏に使用するのが好みではないという方は、身体の中からうるおいを保てるようにすることで補ってみてはいかがでしょう。
コラーゲンを多く含む食品を毎日食べるようにするとか、コラーゲン、ヒアルロン酸などのドリンクやサプリメントを利用することもいいのではないでしょうか。
化粧品の成分は、肌の奥までなかなか浸透しない場合も考えられるので、身体の中からうるおいを保てるようにすることは、顔だけじゃなく全身の肌ケアにもなりますからね。
美白と保湿、これは切り離せないことだと忘れないようにしていきたいものです。