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肌バリア機能が低下するメカニズム。肌バリアは肌を乾燥から守り、水分の蒸発を防ぐ機能



スキンケア

 

どんなスキンケアをやっても乾燥する…。何を使っても乾燥肌が改善されない…。それってもしかして肌バリア機能の衰えでは?

 
肌バリア機能は、紫外線、細菌、アレルゲン…などの、さまざまな外的刺激から肌を守ります。また肌内部の水分の蒸発を防ぐ役割をし、乾燥しない肌を作ります。

 
ここでは肌バリア機能を構成する皮脂膜と角質層を取り上げ、肌バリア機能が低下するメカニズムについて紹介しましょう。

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角質層の肌バリアが低下するメカニズム

角質層は、肌の一番表面にあります。無数の角質細胞からできており、すきまを埋めるように角質細胞間脂質があります。
角質細胞内には天然保湿因子があり、水分を抱え込む性質があり、細胞の水分量を一定に保つ役割をしています。
角質細胞間脂質は、セラミドなどの脂質が水分を挟み込み、何重の層(ラメラ構造)になって角質細胞の間のすきまを埋めています。

 
天然成長因子は、加齢、紫外線、ストレスや睡眠不足で水分を抱え込む機能が低下し、乾燥の原因に。角質細胞間脂質が足りなくなると、水分がダダ漏れになり、乾燥してしまいます。特に角質細胞間脂質は、お肌の80%の水分保持役を担っているところ。足りなくなると、肌バリア機能を低下させる原因になります。

 

 

皮脂膜の肌バリアが低下するメカニズム

皮脂膜は、人間の体から分泌させる天然の皮脂です。角質層を覆うように分泌され、肌を保湿します。同時に乾燥や紫外線などの外的刺激から守ってくれます。

 
本来、乾燥から守るはずの皮脂膜を、過度の洗顔で奪い取ってしまうと、肌が丸裸に。水分がダダ漏れになり乾燥、肌バリア機能を低下させる原因になるのです。
さらに肌は水分の蒸発を防ぐために、皮脂を大量分泌。これがベタつきの原因に…。乾燥しているのにベタつくのは、失った皮脂を補うためなのです。

 

決して軽視できない肌バリア機能

このように肌バリア機能はとても大切です。どんないいスキンケアも肌バリア機能が低下していてはすべてムダに…。さらに肌バリア機能の低下は、アトピー体質の原因に。こうなるととても厄介です。乾燥が進むとなってしまう可能性があるので、早めの対処が必要です。まずはどんなスキンケアよりも先に、肌バリア機能を高めるスキンケアからはじめましょう。

 
過度の洗顔、熱いお湯の洗顔を避け、セラミドや天然成長因子に着目したスキンケアをやるのがおすすめです。加えて睡眠をしっかりとる、ストレス解消するのも欠かせません。これでより高いスキンケア効果を実感できるようになりますよ。
乾燥は肌の大敵です。しっかりケアして美肌を保ちましょう。

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この記事は当ブログのライター「ゆっち」が書きました。

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