美肌を作る正しいお風呂の入り方とは？お風呂・半身浴習慣３つの疑問

入浴すると代謝が良くなる、毛穴ケアに最適など、お風呂と美容は切っても切れない関係。睡眠時間を削ってでも、しっかり半身浴をするという方もいますよね。

半身浴では代謝アップしない!?

よく聞くお風呂美容の一つが、半身浴で代謝が上がるということ。確かに半身浴をすれば、一時的に血流は良くなりますが、それはあくまでも半身浴の時だけです。代謝アップのカギを握るのは、筋肉量。本当に代謝をアップさせるためには、筋肉量を増やして自分の力で身体を温めることが必要になるのです。成人女性の基礎代謝は1,200kcal程度です。もしもこれより基礎代謝が低いという方は、運動をして積極的に筋肉をつけるようにしていきましょう。運動が苦手、という方は、自宅で手軽にできる筋トレがおすすめです。腹式呼吸でお腹をへこませながらゆっくりと腹筋やスクワットをすると、ダイエットにも効果的です。

汗をかいても毛穴のデトックスはできない!?

半身浴で汗をかけば、毛穴の汚れが落ちる、というのもよく聞きますよね。でも、汗の出口であるエクリン腺と、皮脂の出口である皮脂腺とは別物。汗をかけば、そこから汚れがどんどん落ちていくとうわけではありません。それどころか、潤い維持に欠かせない皮膚の天然保湿因子などがお湯に流れ出し、肌が乾燥してしまう場合も……。半身浴のしすぎは逆効果なんですね。

美肌のための正しい入浴法とは？

では、美肌を保つためには、どのように入浴すればいいのでしょうか？おすすめは、38℃前後のぬるめの温度で、15分ほどさっと湯船につかること。お気に入りのエッセンシャルオイル（精油）を3～5滴たらすと、リラックス効果も高まり、筋肉のリラクゼーションにつながります。時々、毛穴の汚れを落とすためにと念入りにマッサージしながらクレンジングをする方がいますが、界面活性剤が多量に含まれるクレンジング料でマッサージをすると肌への負担が大きくなりますから、避けた方が無難です。クレンジングを落とす時は、更にぬるめの33～35℃程度のお湯で優しく洗い流しましょう。くれぐれも40℃前後のシャワーでザーッと流すことはしないでくださいね。

 
美容効果が欲しくて、ついつい長湯になってしまうという方は、実はその長湯が乾燥肌の原因を作っているのかもしれません。今日からお風呂美容を見直して、効果的に美肌を手に入れていきましょう！

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