ニキビの原因…皮脂を過剰に分泌させる3種類のホルモンとその対策
思春期ニキビ、オトナニキビ……どちらも、皮脂の過剰分泌が原因です。どうして洗顔をやっても皮脂が出てくるの?まずはその原因を知らなければ改善できません。皮脂分泌をさかんにするのは、間違ったスキンケアともうひとつ。分泌されるホルモンの影響です。
ここではニキビのモトとなる、皮脂の過剰分泌を減らすための手がかりを知るために、皮脂の過剰分泌に影響を与えるホルモンを紹介しましょう。
成長ホルモン
成長ホルモンは皮脂腺を刺激する性質を持っています。成長ホルモンは思春期に大量分泌され、大人になるにつれ、減っていきます。これが思春期にニキビに悩む若者が多い理由なのです。
朝晩一回つづの、やさしくていねいな洗顔をこころがけ、しっかり皮脂を落としましょう。
男性ホルモン
男性ホルモンは成長ホルモンと同じように、皮脂線を刺激し、皮脂を過剰分泌します。男性ホルモンは、思春期を迎えた男性にたくさん分泌されますが、女性も多少分泌されています。男性ホルモンが過剰に分泌されてしまうと、ニキビの原因になってしまいます。
男性ホルモンの過剰分泌による、皮脂の過剰分泌が起こる原因は、以下の通りです。
・ストレス
・睡眠不足
・栄養バランスの乱れた食事
・過剰なダイエット
・疲労
・運動不足
・喫煙…など
男性ホルモンは、女性ホルモンの分泌量が減ると、さかん分泌されるようになります。女性ホルモンをしっかり分泌するよう、規則正しい生活をこころがけましょう。
黄体ホルモン
黄体ホルモンは皮脂腺を刺激し、皮脂を過剰分泌する性質を持っています。黄体ホルモンは女性ホルモンのひとつで、黄体期にさかんに分泌されます。黄体期にあたる生理前や生理中に肌がベタつく理由は、このためなのです。
黄体期はニキビができやすい時期なので、しっかり洗顔を行い、化粧品で水分を多く与え、クリームや乳液などの油分控えめのスキンケアにしましょう。
洗顔をし過ぎると逆効果になることも
このようなホルモンが皮脂の分泌に大きく影響します。どんなホルモンがどのような影響を与えるのかを知ることで、やるべきケアがわかりますね。自由に調節できないものだからこそ、上手に付き合っていきましょう。
皮脂の過剰分泌を防ぐのは、ニキビケアの基本中の基本です。その上で毛穴を詰まらせないようにケアすれば、ニキビを改善できます。でも洗顔のやりすぎは禁物!肌の乾燥で皮脂の過剰分泌を招く可能性があるので、一日一度の洗顔や保湿、規則正しい生活をこころがけましょう。それが繰り返すニキビを防ぐ方法ですよ。