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精油を薄めるキャリアオイル:カレンデュラオイル/キャロットオイル



アロマテラピー
精油を安全にそして 効果的に使用していくために必要な基材の一つにキャリアオイルがあります。
それぞれの特質を理解し自分に合う・目的に合うものを見つけましょう。


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そもそも基材とは・・。
精油の原液は、高濃度のため直接に肌に付けることはできません。
いくら精油の効果を期待したいからとってドバドバ精油を肌にかけるなんてことは絶対にしてはいけません! すごく危険なことだということを認識しておきましょう。

 

精油を肌に使うならキャリアオイルで薄めて!

精油を使うときは様々な方法がありますが、肌に塗布する場合は通常植物性の油脂で薄めて行います。
この油脂が『キャリアオイル』です。
carrierすなわち運ぶもの・媒体といった意味があり、その名のとおり精油成分を肌の奥まで運び浸透を手助けしてくれます。

精油の主な抽出方法は水蒸気蒸留法が多いですが、キャリアオイルの精製法は直接植物を絞る圧搾法や花や他のオイルに浸す浸出法などがあります。
ほとんど圧搾法が多いのですが、その中でも浸出法のキャリアオイルを紹介します。

 

カレンデュラオイル(Calendula oil)

◆抽出法◆
花の浸出法

◆原料となる植物◆
カレンデュラ(キンセンカ)。別名ホットマリーゴールド。

オレンジ色の美しい花のオイルですが、カレンデュラ自体から抽出することはできません。花を他の植物油に数週間浸して有効成分を含ませる浸出法が用いられます。
植物油にはサンフラワー(ひまわり)を使うことが多いです。出来上がったオイルは家庭でも作ることができ、浸出油(インフューズドオイル)と呼ばれています。

◆肌への働き◆
皮膚の再生 軟化 保湿 角質除去 美白効果が期待できます。また、肌質を選ばないことから特に乾燥肌・荒れた肌など赤ちゃんにも使えるオイルです。

◆香り◆
やや強いコクのある香り

 

キャロットオイル(Carrot oil)

◆抽出法◆
根の浸出法

◆原料となる植物◆
ニンジン。一般に食用とされるものが使われる。

ニンジンの根を植物油に2~3週間浸して抽出・ろ過します。オレンジ色は鮮やかでほのかなニンジンの香りが特徴です。優れた抗酸化作用(細胞の酸化を防いで老化を防止する)をもつβカロチンやビタミンEを含み老化が気になる肌や日焼けした肌へのケアに適しています。マッサージオイルや乳液のベースなどに使うと良いでしょう。

◆肌への働き◆
肌の老化防止(βカロチン・ビタミンEの働きによって)。
毛細血管の血流を促すのでフェイシャルマッサージに適している。高濃度で使用すると皮膚ら衣類に色が付着する場合もあるので他のオイル等ブレンドして使用するとよい。

◆香り◆
かすかにニンジンの香り

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この記事は当ブログのライター「小春」が書きました。

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