ニキビができやすくなる食べ物
不規則な生活やまちがったスキンケアなど、ニキビの原因は多岐にわたりますが、ニキビの原因の中でも大きいのが、食べ物です。
私たちの体は食べたものからできていますから、当たり前といえば当たり前なのですが、「食生活を変えただけでニキビが治った、できにくくなった」という話はよくあることです。
ニキビの原因になる食べ物についてご紹介します。
脂分を多く含む食べもの
まず、脂分を多く含むものです。揚げ物やケーキなど脂を多く含む食べ物は、皮脂腺を刺激して、皮脂の過剰分泌を引き起こす可能性があります。
皮脂が過剰に分泌されればそれだけ毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビができやすくなります。
砂糖を多く含む食べもの
次に、砂糖を多く含むものです。
誤解しやすいのですが、炭水化物全体がいけないというわけではありません。
お米などの炭水化物は生きていくうえで不可欠です。
インスリン
問題は、血糖値です。
お米などは食べた後の血糖値の上がり方がゆっくりなのですが、砂糖は一気に血糖値を上げてインスリンというホルモンを分泌させます。
このインスリンが皮脂腺を刺激するので、ニキビができやすくなります。
ちなみにインスリンが一気に出るとお腹がすいて余計に食べたくなるという悪循環につながります。
ダイエットや健康の観点からも、急に血糖値を上げないことは重要なのですが、ニキビ予防の観点からも同じことが言えます。
砂糖の摂りすぎによる糖化
さらに砂糖の摂りすぎは糖化を招きます。
糖化とはタンパク質と糖が結びつくことで、老化現象の一つと言われています。
同じように老化現象の一つである酸化が「肌のサビ」と呼ばれるのに対し、糖化は「肌
のコゲ」と呼ばれたりします。
例えていうのなら炊きたてのお米は白くてツヤツヤしていますよね。
しかし、時間が経つと黄色っぽく固くなってしまいます。
これが糖化現象です。肌で糖化が起こると、肌が弾力を失ったり、黄色っぽくくすんだりと、美肌にいいことなしなのですが、もちろんニキビにもよくありません。
糖化により肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすくなってしまうのです。糖化は肌だけでなく、体中のいろんなところで起こるので、食べた糖がすべて肌の糖化につながるというわけではありませんが、やはり注意は必要です。
辛い食べ物
最後に、辛いものです。辛いものは内臓に負担をかけてホルモンバランスを崩してしまい、ニキビの原因になることがあります。
よく「腸美人は肌美人」なんて言いますが、辛いもので胃腸の調子を崩してしまうと、ニキビの原因になってしまいます。以上が、ニキビの原因になる食べ物です。
もちろんまったく食べてはいけないというわけではありませんが、どれも摂りすぎに注意しましょう!