ニキビ対策に飲むならカモミールティー！その成分と効果的な淹れ方

 
ハーブで『カモミール』というのを聞いたことがあるでしょうか?　カモミールは甘いリンゴのような香りのするハーブで、料理よりもお茶に良く使われます。

 
カモミールはヨーロッパ原産のハーブで、何世紀もの間、病気の治療のために使用されてきたとても良いハーブです。現代のような西洋医学が発達する前は、中国の漢方と同じようにハーブが医療の場で活躍していたんですね。

 

ニキビの予防に効果を発揮するカモミール

そんなカモミールは、ニキビの予防にはとても良いハーブなのです。何故かと言いますと、カモミールには抗菌や抗酸化、そしてストレス軽減作用があるからです。

カモミールには、体に良いよう々な植物化学成分が含まれています。それが、ビザボロール、フラボノイド、クマリン、ファネルセン、カマズレンという5つの物質です。これらの成分は、私達の体にとても良い影響を及ぼします。その内の一つが、ニキビ防止なのです。その理由を3つお教えしましょう。

 

抗菌作用

カモミールには抗菌作用があります。ニキビの悪化原因となるのは、アクネ菌という皮膚の表面に存在する菌です。これはどんな人の皮膚にでも存在します。

しかし、もし毛穴が詰まってニキビができてしまった場合、アクネ菌はその場所でここぞとばかりに増殖します。ニキビが赤くなるのは、これによる炎症が原因なのです。

カモミールの抗菌作用によって、このアクネ菌を数の減少効果が期待できるのです。

 

抗酸化作用

酸化現象は、ニキビの発生に強く関連しています。ニキビは皮脂が皮膚上にあるだけでは起こりません。もしそうだとしたら、どこもかしこもニキビまみれになってしまいます。

ニキビができるのは、皮脂が毛穴に詰まり、そしてそれが酸化してしまうことによって起きるのです。つまり、この毛穴に詰まった皮脂が酸化しなければニキビはそもそもできないという訳です。

そこで、カモミールに含まれるフラボノイド等の抗酸化成分が役に立つんです。この成分が、酸化してしまった皮脂を元の状態に戻してくれるので、ニキビの防止に役立ちます。

 

ストレス軽減

ストレスは、ニキビ発生と強く関連しています。ストレスを受けると、自律神経の交感神経が活発化します。ストレスを受け続けて交感神経が働きっぱなしだと、性ホルモンや成長ホルモンの分泌が抑制されてしまうのです。

性ホルモンの抑制は、特に肌の美容と健康と関係しています。なので、肌が荒れたり、ニキビができてしまう原因となるんです。いつも元気でハツラツとした人が綺麗に見えるのは、こういった理由もあるんですね。

カモミールにはストレス軽減作用がありますので、ニキビの大敵であるストレス対策にはうってつけなんです。

 

カモミールティーの淹れ方

カモミールティーは、およそ10分から15分という長めの時間淹れることが重要です。また、油分の蒸発を防ぐために、蓋をしておきましょう。

出し終わった後は、一度その茶葉を押しつぶしてください。そうすることで細胞壁が壊れ、カモミールの成分がしっかりと茶葉から出るんです。