痒み止めにも!カモミールジャーマンは皮膚と体のトラブルに効果的
カモミールジャーマンは主に皮膚とからだに対して働きかけるアロマです。似た名前でよく知られているものにカモミールローマンがありますが、ストレス緩和など精神面に効果的としてよく知られています。ではカモミールジャーマンについて詳しくまとめました。
カモミールジャーマンの香りは?
カモミールジャーマンはカモミールローマンを濃くしたような香りがします。ベースはローマンと同じですが、後引く香りは微妙に違うように感じます。どちらかと言えば深みを強くし、酸味を薄くしたような香りでしょう。
またカモミールローマンは青りんごのような香りがしますが、ジャーマンは果実よりも草に近い香りかもしれません。好みがあるでしょうがいずれにしてもいい香りです。ふたつをブレンドすれば香りがマッチしますよ。私はどちらか単品よりもふたつをブレンドした香りが好きです。
皮膚とからだに働きかけるカモミールジャーマン
一般的にアロマと言えば精神面に働きかけます。しかしカモミールジャーマンは皮膚やからだの器官に働きかけると言われているので、マッサージオイルにしたりみつろうクリームにしたりして皮膚に直接つけたほうがよりその作用を得られるでしょう。
主な作用は鎮静、抗炎症、抗アレルギー、抗ヒスタミン、傷の改善、皮膚の再生、うっ血除去、胃のトラブル改善、消化促進、抗菌、抗ウイルスなどです。美容目的よりも健康目的に役立つでしょう。美容面ではメラニン沈着の予防になります。
基本的に皮膚やからだの器官などに使われますが、ここちよい香りだと感じるときは芳香浴もおすすめです。カモミールローマンと同じく安らぎを与えストレスの緩和に役立つでしょう。もし好みにマッチするようならぜひ芳香にも用いてみることをおすすめします。
カモミールジャーマンの使い方
芳香浴にあまり使われないカモミールジャーマンですが、皮膚の疾患を持っていたり、胃の不快感があるときにはとても役立つでしょう。またここちいい香りと感じる方にはリラックスアロマとして重宝します。ではどのように使えばいいのでしょうか。一例をまとめました。
じんましんのかゆみ止めに
じんましんはヒスタミンによって出てきます。カモミールジャーマンは抗ヒスタミン作用や抗アレルギー作用があるので相乗効果を持つカモミールローマンとブレンドして肌につけるとじんましんに効果的と言われています。
実は私も3ヶ月ほど前からじんましん持ちになりました。医者の薬が効かずかゆくてしかたなかったときに使ってみたのですが、かゆみが緩和されましたよ。クリニックによっては対処療法としてカモミールのオイルを処方するところも実際にあるようです。
作り方はホホバオイル10mlに対しカモミールローマン、ジャーマン各10滴ずつをブレンド。患部にくるくる円を描くように刷り込んで使うとかゆみがひきますよ。
ディフューザーでの芳香浴に
カモミールジャーマン2滴にイランイラン1滴をブレンドすると奥の深いエスニック系の香りに変わります。カモミールジャーマンの植物系のさわやかさに、イランイランの深さが加わったような香りです。ふたつとも甘めの香りがするのでとても癒されますよ。
ラベンダーやゼラニウムとのブレンドもいい香りになります。リラックスしたいときにはぴったりですよ。
癒しの香りで良さを実感
カモミールジャーマンは使ってみるとその良さを実感できます。私もじんましんをきっかけに購入したのですが香りにもしっかり癒されていますよ。興味のある方はぜひ試してみてくださいね。