洗顔は混合肌改善のキー。場合によっては洗顔フォームの見直しを!
混合肌というなかなか改善しにくい肌悩みを抱えている方へおすすめすることの一つとして、洗顔フォームの見直しがあります。
洗顔フォームと書きましたが洗顔するものには、<洗顔用固形石鹸><洗顔フォーム>と呼ばれるものの2つがあります。
お肌の状態を表す目安のひとつにpH値というものがあります。ほとんどの方は小学校の理科の授業で、リトマス紙というものを使用して測ったことがあると思います。pH値(ペーハー値)は、アルカリ性と酸性がありますがpHは酸性からアルカリ性の間に0~14の目盛りをつけて、酸・アルカリの度合いをその目盛りの数字で表すもので、pH7を中性とし、それ未満を酸性、それより大きければアルカリ性としています。pH7よりも値が小さければ小さいほど酸性の性質が強く、値が大きければ大きいほどアルカリ性の性質が強いことになります。
健康なお肌は弱酸性
大手化粧品メーカーから出している洗顔フォームなどに「弱酸性」というキャッチコピーがありますが、お肌の正常な状態は弱酸性であると言われています。
空気中には常に肌を脅かす細菌が多くあり、そのほかにも紫外線やほこりや車の排気ガスなど、外的刺激物はたくさんあります。
こういった外的刺激からお肌そのものがしっかりと保護された状態が弱酸性です。化粧水などにも弱酸性と書いてあるのは、健やかな肌状態である弱酸性へお肌を保つためのものだという意味が含まれているのです。
洗顔をすると、肌はアルカリ性へ傾きます。特に固形石鹸と呼ばれるものは、洗い上がりがさっぱりとしており肌をこするとキュッキュッと音が鳴るような感触に洗い上げることができます。ニキビができている場合や酷い脂性肌には、このアルカリ性の洗顔用固形石鹸を使い続けることをおすすめするのですが、混合肌の場合は乾燥部分をケアすることによってバランスの良い肌になる可能性が高いため、毎日のお手入れには優しく洗い上げる弱酸性寄りの洗顔フォームをおすすめします。
洗顔時の注意点
洗顔後のお肌はアルカリ性に寄っていることも考慮して、弱酸性に戻すためなるべく早く化粧水をつけてください。
スキンケアに興味のある方でしたら既にご存知のことだとは思いますが、洗うときにはしっかりと泡立ててこすらずに泡でふんわりと洗うことも忘れずに徹底することも付け加えておきます。泡立てるのが苦手だという方は、泡立てネットが安く手に入りますのでそちらのご使用をおすすめします。
洗顔石鹸のすすぎ残しには特に要注意
フェイスラインのニキビの項目でも書きましたが、洗顔のすすぎが不十分で洗顔料が残っていることも原因のひとつ。
シャワーで洗い流さず、掌ですくってしっかりとすすぎます。
目安は25回以上。
ぬるつきがなく、キュッキュッと引き締まったような肌状態が目安です。
洗い残してしまったかどうか手指で確認しましょう。
乾燥によって角質や毛穴の入口が硬くなっていることにより、毛穴に残留した洗顔料の排泄がうまくいかずにそのままニキビになってしまいます。