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目元トラブル解消法~青ぐま・黒ぐま・茶ぐま/朝の目の腫れ対処法



お疲れの女性
 
なぜか、いつも「疲れてない?」と聞かれてしまうあなた。もしかしたら、「くま」のせいかもしれません。
くまのケアと言えば、すぐホットタオルや目元のマッサージを想像してしまいますが、実はくまの種類によって、ケアの方法は異なります。まず、あなたのくまはどのタイプか、チェックしてみましょう。


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3タイプある「くま」の違い

大きく言うと、くまは「青ぐま」「黒ぐま」「茶ぐま」に分類されます。
青ぐまは、寝不足や冷えなどで血流が滞り、下まぶたの静脈が青く透けて見えることでできるくま。指で皮膚を引っ張ると薄くはなりますが、完全には消えません。ただ、メークで隠すことは可能です。

黒ぐまは、下まぶたの皮膚が老化によってたるみ、影を作ることで黒っぽく見えるものです。影なので、上を向いたり、指で皮膚を引っ張ると薄くなります。が、メイクでは隠せません。

茶ぐまは目をこする、などの刺激が色素沈着や角質肥厚を起こし、茶色っぽく見えるものです。色素が沈着しているので、指で皮膚を引っ張っても薄くはなりませんが、メイクでは隠せます。

 

青ぐまをケアする方法

まずは寒い季節に起こりやすい青ぐまについて、対策をお教えします。もともと青ぐまができやすい人は、血行不良で冷え性のひとが多いため、血行促進する必要があります。簡単なのは、適度な運動です。朝、時間に余裕ある人にはウォーキングがおススメ。専用のスニーカーを履き、手ぶらで、姿勢よく、早足で歩きましょう。日中、仕事でパソコンに向かう時間が長い人は、長時間の同じ姿勢が血行不良になるので、合間に首や肩をほぐす運動が有効です。上体をそらす、肩をほぐす、足を屈伸させる、などのストレッチを取り入れて。ただし、生まれつきの体質もあるので、完全に消すのは中々むずかしいと心得て。青ぐまは、オレンジ系のコントロールカラーや、地肌より一段暗めのトーンのコンシーラーでカバーできてしまうので、メークに頼るのも一手です。コンシーラーの後は、ファンデだと厚塗り感が出てしまうので、フェイスパウダーを軽くはたいておくのにとどめるのがコツ、です。

青ぐまの人は肌が薄いので、目周りのマッサージよりもツボ押しをおすすめします。ツボ押しは、洗顔後、化粧水や美容液をつけた後で行いましょう。上に押し上げる時は親指、それ以外は中指で押すのが基本です。ツボの場所は、晴明(せいめい)と呼ばれる目頭の少し鼻よりにある窪み、球後(きゅうご)と呼ばれる目尻から四分の一目頭側に入ったところの骨のふち、四白(しはく)と呼ばれる瞳の真下から指幅1.5本分下の頬の窪み、の3点です。気持ちいいぐらいの強さで3秒押して、ぱっと離してください。これを1セットとして、3~5セット1日のうちに繰り返しましょう。

睡眠不足も青ぐまの大敵。良質の睡眠をとれるよう工夫してみましょう。照明を暗くし、アロマなどのリラックスタイムを設けたり、軽いストレッチやヨガで身体をほぐすのが快眠効果につながります。何時間寝なくちゃ、というよりは、それほど長くなくても気持ちよく熟睡できることが美肌につながります。

 

黒ぐまをケアする方法

下まぶたの下に、影のように見える「黒ぐま」。原因はずばり、皮膚のコラーゲンが減って薄くなっていることです。コラーゲン繊維の減少により肌がたるんで影ができている現象です。

黒ぐま対策は、皮膚のコラーゲンを増やし、たるみを防ぐケアにつきます。手っ取り早いのはレチノール配合の美容液を塗ることです。ビタミンA由来のレチノールは繊維芽細胞を活性化し、コラーゲンを増やす作用があるためです。代表選手としては、レチノールの王道、資生堂エリクシールシュペリエルのレチノバイタル、フジフィルムの新シリーズルナメアの美容液が挙げられます。あなたの肌に合うか心配な場合は、それぞれトライアルセットがお手頃価格でネット買いできるので、トライアルサイズで試してから本美容液を購入する手もありますね。1点だけ注意しなくちゃいけないのは、レチノールは紫外線に当たると効果が弱まるので、夜のお手入れに取り入れる、ということです。レチノール系でなくとも、夜の間に肌の修復を助けてくれる美容液もいいですね。エスティ ローダーのアドバンスト ナイト リペア SR コンプレックスIIは本当に頼れる美容液。くまというよりは、朝の元気肌に向かって総合的に働きかけてくれます。コスメデコルテのAQ MW レプリクションも3Dを越える4D というコンセプトが期待を裏切らず、影だけのケアでなく、下がり始めた目元を引き上げるような手ごたえが感じられます。

黒ぐまは、残念ながらコンシーラーでは隠せないので、メークの場合は視線を黒ぐまから反らす誘導テクを使いましょう。アイラインをしっかり入れる、チークを丸く若々しく入れる、口紅に明るくつややかな色をあえて使う、など視線を別に集めるようにすれば、黒ぐまは目立たなくなりますよ。一般的に、顔の彫りの深い人ほど目元に影ができやすく、黒ぐまが目立つ傾向があるそうです。エキゾチックな美人顔はうらやましいんですけど、ね。

 

茶ぐまをケアする方法

茶ぐまは、シミやくすみが目の下にできたものです。美白ケアでメラニンを減らすのが有効な対策です。美白成分配合のコスメを季節を問わず取り入れたり、更にはビタミンCのイオン導入と組み合わせるのがおすすめです。メラニン要因とは別ですが、目のまわりをこするクセがある人、花粉症気味で目がかゆくてこする人、ヘヴィなアイメークを毎日ゴシゴシ落としている人は、刺激で目周りが茶色くくすんできていることがあるので、要注意。洗顔やクレンジング、マッサージの折に目の周りをこすってないか見直してみることも大切です。

 
お酒を飲んだ翌朝は、顔がむくんで、まぶたも腫れぼったくなりませんか? 前夜に摂りすぎた水分や塩分の影響ですが、もともとくまのある人は、むくみにより、余計に影が目立ちやすいもの。冷たい飲み物を控え、ホットタオルとクールタオルを交互に当てると一時的におさまるので、SOS対策として覚えておいてくださいね。

 

寝起きの目元を即効ですっきり顔にする方法

寝起きって、眠っている間にいつのまにかできたシワやら、顔のむくみやらで、うっとうしい顔になってませんか? こんな顔は、お化粧うんぬん以前の問題。でも、即効ですっきりさせるマッサージがあるんです!

コツは、あなたの頭の重みで目の周りをやさしく加圧すること。具体的にやってみましょう。

 

目の上のマッサージの方法

まず、目の上のマッサージです。椅子に腰をかけて、机などに両ひじをつきます。両手を軽く握り、親指の第一関節を目の下の内側にあててください。眉の下の骨の内側に沿って、目尻まで8回に分けてゆっくり動かしましょう。押すのではなく、頭の重みを指にかけるようにするのがポイントです。同じ動作を3セット行います。

 

目の下のマッサージの方法

次に目の下のマッサージです。同じく椅子に腰をかけ、机などに両肘をつきます。今度は人差し指の指腹を目頭の下にあててください。頭の重みを指腹に預けます。頬骨の骨の丸みに沿って、目尻まで8回に分けてゆっくり動かします。このあたりはとてもデリケートなゾーンなので、軽く圧力がかかる程度にとどめましょう。目尻まで来たら、最後に軽く押さえて。強く刺激せず、あくまで頭の重みを指腹に預けるような程度でOKです。同じ動作を3セット行います。

 

眼輪筋を加圧して筋肉をほぐす

あなたも目が疲れてぼーっとしたときに、何となく眉の付け根あたりを押していたりしませんか? 目の周りには表情筋の一つである「眼輪筋」というのがあって、眉がしらを押さえる時は、無意識にこの筋肉のコリを取ろうとしているんですね。眼輪筋に圧を加えると、顔全体の表情筋がほぐれて、血流とリンパの流れが良くなります。つまり、眼精疲労の解消と同時に、顔のむくみをとったり、眠りジワを伸ばす効果も期待できるんです。

 

側頭筋を刺激して血液・リンパの流れを改善

もう一つ、目の疲れが取れて視界がはっきりするツボ押しをご紹介します。「側頭筋」を刺激するやり方です。側頭筋は、耳の後ろから後頭部につながっている場所で、押してみてイタ気持ちいいと感じる所です。まず、片手を思いっきり上に伸ばします。その手を頭の上から逆サイドの後ろに回します。人差し指と中指で、イタ気持ちいいと思える部分を上下に押しながらさすり、刺激してください。手を変え、反対側も同じように刺激してくださいね。この側頭筋の端っこを刺激すると、表情筋に負荷をかけられると同時に、顔全体の血行やリンパの流れが俄然よくなるのです。

 
この2つのマッサージを知っておくと、寝ぼけ顔でも、即効ですっきり顔へ変身が可能。気持ち良い朝のスタートが切れますね。

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