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乾燥するとどうして肌はかゆくなるの?乾燥肌とインナードライの違いとは?



乾燥肌

 

気が付いたら爪でカリカリ・・。肌が乾燥しているとついかいてしまいますね。
かきすぎたり、乾燥がひどい部分なら赤く炎症を起こしてしまったり、傷ができるほど肌を痛めてしまったり。乾燥するとどうして肌がかゆくなるのでしょうか?
肌のメカニズムと原因について調べてみました。

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肌には保護機能があります

正常な肌の場合、肌の表面は皮脂が皮膚を多い肌を保護しています。
汗と皮脂が混ぜ合わさってできていて、天然クリームという表現もされます。
さらに水分を保持した角質層など肌は何十にも保護されています。

 
皮脂や水分が不足することで肌が乾燥した状態になると、正常な保護機能が失われ外部からの刺激(かゆみの元となるアレルゲンや洗剤など)がダイレクトに侵入してしまいます。
そのためかゆみを強く感じてしまうのです。
また、肌の表面の温度が急激に上がることもかゆみを引き起こします。
お風呂上りや眠っている間にかいてしまうのもこのためです。

 

 

かゆい肌をかいてしまうとどうなる?

かゆい部分をかくことで、さらに角質層がぼろぼろになり、かゆみが強くなります。
かいてしまうこと自体がさらなるかゆみの刺激を生み出すという悪循環が生まれてしまうのです。
この悪循環ができてしまうと、治療する時間が必要となり、かゆみを抑えるために強い薬を塗るなど肌に負担をかけてしまいます。

 
また、かきむしることで角質層が薄くなると、肌を防御する力も弱まります。
爪に汚れが入っていたりすると、そこから雑菌が入り込み炎症を起こすこともあります。
さらなる肌トラブルを起こさないためにもかきむしってはいけないのです。
乾燥によるかゆみを感じたら、まずはかかない為のケアをする必要があるのです。

 

 

皮脂量が下がる原因は何?

肌の持つ皮脂量や水分量が低下することで、乾燥へとつながる訳ですが、皮脂量が低下する原因は様々です。
まず、年齢からくるもの。加齢により肌の新陳代謝は低下し、保湿成分の天然保湿因子に角質細胞間脂質、そして皮脂膜も減少してしまいます。
特に高齢者がかゆみを起こしやすいのはそのためです。保湿力の高いケアを心がける必要があります。

 
若い方の場合は洗いすぎによる皮脂量の低下が考えられます。
濃いメイクをしっかり落とすため、またはテカリを気にして洗いすぎる傾向があります。
ゴシゴシ洗いや、温度の高いお湯で洗いすぎると必要な皮脂まで奪い取ってしまいます。
乾燥が進んでいる時はメイクで負担をかけない、皮脂の状態に合わせた洗顔など洗い過ぎないことを心がけましょう。
また、不規則な生活や偏った食事でも新陳代謝を低下させ、皮脂量と水分量のバランスを崩すことはあります。

 
原因は様々ですが、いくつかの要因が重なっているケースも多いです。
かゆみを感じたら、かかないための方法を見つけることと、身体に問いかけて原因を追究することが大切ですね。

 

 

乾燥肌とインナードライ肌の見分け方とは?

自分では乾燥肌と思っていても実は違った!ということもあります。
口の周りやほっぺはカサカサしたり、つっぱったりして乾燥を感じるのに、おでこや鼻の周りはテカテカ。午前中にはテカりはじめる。
テカりを取った部分もカサついて乾燥している・・。
これって乾燥肌?それとも混合肌?

 
実はインナードライ肌の可能性があります。
全体的にカサつきを感じれば乾燥肌とわかりやすいですが、乾燥もしていて部分的にテカりを感じたり、あるいはいつもベタベタして油紙が手放せない!
という状態では乾燥肌なのかどうか悩んでしまいますね。

 

 

インナードライ肌の特徴

インナードライ肌の特徴として、
・大量に皮脂が出てしまう。すぐにテカテカしてしまう。
・毛穴が目立つ。肌がゴワゴワ、ザラザラしている。
・肌につっぱりを感じる。口周りがカサカサしている。
・化粧ノリが悪い。すぐに化粧崩れをしてしまう。
という悩みをお持ちの方が多いですね。

 
インナードライとは、その名の通り、肌の表面は皮脂が大量に分泌されてテカテカしているのに肌の内側は水分量が低下し、乾燥している状態を言います。
もともと肌は皮脂が肌の保持している水分を蒸発させないように保護しています。
何らかの原因で肌が乾燥すると、肌の水分蒸発を防ごうとして大量の皮脂を分泌し、さらに保護力を高めようとします。
このテカりがイヤでふき取ってしまうと、さらに皮脂を分泌する悪循環が生まれてしまうのです。

 

 

インナードライ肌の原因

インナードライ肌の主な原因として、皮脂の取りすぎです。
普段からこまめに油紙やティッシュで皮脂を取っていたりしませんか?
皮脂を取りすぎてしまっている可能性があります。

 
また、洗顔の仕方も大きく影響を与えます。
強力なクレンジングやオイルクレンジング。ゴシゴシ洗い。そして熱めのお湯でサッパリと脂を洗い流していませんか?
お湯は肌に必要な皮脂も溶かし取りすぎてしまいます。
ぬるま湯で十分です。イメージするなら、夏場の水道の水温ぐらいの水温です。
入浴時に洗顔をされる方も水温に注意して下さいね。
インナードライが進んでいると感じるのなら、濃いメイクは避けて肌の負担を軽くすることも大切です。

 
もし、まだ混合肌なのかわかりにくいという方はご自身のスキンケアの仕方を見直してみて下さい。当てはまることがあるのではないでしょうか?

 
インナードライ肌を改善させるには、皮脂を取り過ぎないスキンケア方法に見直すこと。そして保湿成分がしっかり配合されているもので保湿することです。
紫外線やストレス、食べているものや不規則な生活も肌には影響を与えるので、意識することも大切ですね。

 

 

インナードライ肌の特徴

洗顔後は肌のつっぱりを感じる。ひどいときには口元が白い粉を吹いたようにカサカサしている。
肌の奥から乾燥を感じるのに、すぐにテカテカする。
午前中には化粧崩れを気にするほど皮脂がすごくて、鏡チェックが欠かせない。
脂性なのに乾燥?どんなケアをすればいいのかわからない。
皮脂が大量に分泌されているのに乾燥を感じる状態。インナードライ肌の可能性があります。

 

 

皮脂の取りすぎには注意して

皮脂を取ることばかりしていたら、乾燥をますます悪化させてしまいますよ!
インナードライ肌とは、名前からもわかるように肌の中が乾燥している状態のことです。
脂浮きが特徴ということから、脂性肌や混合肌の肌質と状態が似ているので見分けが付けにくいと感じる方も多いです。
そのため間違ったお手入れの仕方を続けて乾燥を悪化させてしまうケースも多いです。
ですが、肌に悩みを抱えている女性の半数以上がインナードライの可能性があるとも言われています。

 
インナードライ肌の可能性として、ふき取ってもすぐに脂浮きを感じてしまうほどの皮脂量の多さが特徴的ですが、毛穴の開き、肌が硬いまたはザラザラしている。テカテカしていても肌につっぱりを感じる。口元はカサついている方が多いです。
そして皮脂を取るスキンケアを行っていても改善が見られないのならインナードライの可能性が高いともいえるでしょう。

 
肌は乾燥を感じると、今ある水分を保持するため守ろうと皮脂を分泌させます。
天然の保湿クリームとも呼ばれる皮脂には肌を保護する役割を持っているのです。
皮脂を取り除くと、さらに皮脂を分泌させます。この繰り返しの結果、脂浮きを起こすほどの大量の皮脂が分泌された状態になってしまうのです。

 

 

年齢によるインナードライもあります

確かに思春期を迎える十代の頃は、代謝が活発で皮脂量が多くなりニキビもできやすくなります。
皮脂を取り除く必要もありますが、肌は年齢と共に変化します。
また、季節や環境でも変化します。
「皮脂は取り除くもの」というようないつも同じケアではなく、肌の状態に合わせたケアにシフトすることが大切なのです。

 

 

くれぐれも皮脂は取りすぎないで

そして、皮脂を取ることが必要なのか、保湿が必要なのか悩まれるインナードライ肌のお手入れ方法ですが、まずは皮脂を取りすぎないことからはじめましょう。
油紙やティッシュで押さえることは少し控えましょう。
また、脂浮きがひどく、皮脂をふき取った場合は必ず保湿を。

 
そしてクレンジングや洗顔料の見直しをしてみましょう。オイルクレンジングは皮脂を取りすぎます。
洗顔料に含まれる界面活性剤も肌を痛めます。成分表記についてしっかりと明記されているなど、信頼できるメーカーのものを選びたいですね。
洗い過ぎないケアに保湿。肌に変化を感じるはずですよ。

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