敏感肌ための失敗しない化粧品選び 肌リスクを抑える4つのポイント
肌に合う化粧品が見つからない。どれも刺激が強く感じる。
化粧品で肌がしみたり、ピリピリしたり。
新しく化粧品を試すことが怖くなった。
今まで使っていたものでも、急に荒れるときがある。
敏感肌の方にとって、化粧品選びは最も気を遣うところです。
口コミで評価が高くても、ブログやテレビで紹介されているものでも、使ってみたら自分の肌には合わなかったということはよくある話ですね。
少しでも肌に対するリスクを抑えるために、敏感肌の方の失敗しない化粧品の選び方をまとめてみました。
化粧品選びに苦労している方、ぜひ参考にしてみて下さいね。
1. 肌の刺激となる成分を把握する
化粧品でも開封して使っているうちに空気中や指から触れることで菌が混入して繁殖してしまいます。それを防ぐために保存料や防腐剤が含まれていることがあります。
代表的なものは、パラベン、フェノキシエタノールなどがあります。
最近の無添加と表示されている化粧品にフェノキシエタノールが使われているケースもよくあります。
また、保存料や防腐剤以外にも肌に刺激を与える成分はたくさんあります。
合成界面活性剤やシリコン剤など。洗浄力の高さや泡立ちの良さ、なめらかな使用感、肌や髪をしっとりさせるなどの効果のあるものです。
そしてこれらの成分は低コストなので低価格の化粧品など、身近なものにはほとんど使われています。
細かなことを気にするときりがなくなってしまいますが、肌がヒリヒリする、赤みを帯びてしまったなど刺激を感じた化粧品の成分をチェックしておくと良いですね。
新しく化粧品を購入する際の判断材料にもなります。
2. 「敏感肌用」という言葉を過信しない
近年はアレルギーや敏感肌に悩まされる方が多くなっているので、敏感肌用の化粧品や低刺激を大きく表示している化粧品をとても多く見かけます。
界面活性剤や防腐剤など使う方によってアレルギー反応や肌トラブルを起こしやすい成分は薬事法によって商品に表示する義務があります。
これらの表示義務が必要となる成分を含んでいない製品を無添加や敏感肌用として販売しているのですが、表示義務のない成分でも人によっては刺激になることがあります。
「敏感肌用」や「低刺激」「無添加」なら大丈夫、と化粧品を過信しないことが大切です。
肌に刺激を感じてしまう成分は個人差が大きく、そして体調や肌のコンディションも大きく影響しています。
常に変化する肌の状態にしっかり向き合って、肌に合うスキンケアが行えるよう、その都度見直すようにしましょう。
3. オーガニック、天然由来などの言葉に惑わされない
低刺激や敏感肌用と同じように、「オーガニック」や「自然由来」「天然成分」が強調されている化粧品も多く見かけますね。
オーガニックだからという理由だけで化粧品を選んでいませんか?
食品の自然や天然成分は身体にやさしく健康的という印象が強く、化粧品にも同じようなイメージを持っている方がとても多いです。
しかし、肌に対してはこの限りではありません。
天然成分とは植物などが持っている生命の力をダイレクトに肌に働きかけるほどパワーがあります。
肌に大きな問題のない方には高い効果を実感することができますが、肌が敏感になっている方には刺激が強すぎることがあります。大きな肌トラブルを招くこともあり得るのです。
また、オーガニックに関して日本には明確な基準が定められていないので、メーカー次第という現状があります。たった数%しか天然成分を含んでいなくても「天然由来」と謳うこともできてしまうのです。
しっかりとした製品を作り出しているメーカーももちろんありますが、明確な基準がないだけに、実はより慎重に選ぶ必要のあるタイプの化粧品ともいえるのです。
キャッチコピーや広告だけで安易に購入するのではなく、化粧品の評価や実績、成分までしっかりチェックした上で選んで下さいね。
4. 保湿力が十分にあるものを選ぶ
敏感肌とは肌が本来持っている保護する力でもあるバリア機能が低下している状態のことです。
敏感肌になるとバリア機能が低下することで外部からの刺激に弱くなってしまいます。
機能を低下させてしまう原因は色々ありますが、ほとんどの場合は乾燥にあります。
このため敏感肌の方がまずしなければならないお手入れ方法とは、肌に刺激を与えないこととしっかりと保湿をすることです。
化粧品選びにおいて重要なのも保湿をしっかりと意識することです。
例えば洗顔料やクレンジングを選ぶには、肌を乾燥させない、洗い過ぎないものを選ぶ必要がありますし、化粧水や乳液は保湿力の高いものを選ぶと良いですね。
おすすめの成分は保湿力の高い「セラミド」です。
セラミドは私たちの肌の角質層で、水分をしっかりと保持しバリア機能の役割を持つ成分です。
本来肌が持っている成分で補うのが一番自然な保湿ケアと言えるのではないでしょうか。
このように化粧品の選び方にもいくつかのポイントがあります。
ですが、肌が敏感な状態になってしまうのにはいくつかの要因がありますし、化粧品だけの原因ではありません。
食生活や生活習慣などトータル的に見つめ直すことが改善への近道ですよ。