使用感を口コミします!明色シリーズ 薬用美白ホワイトモイスチュアローション
明色シリーズが今、かなりの人気を集めていると知ったとき、実はちょっと驚いたわたしです。
だって、うちの祖母や母が使っていた記憶があるんです、明色の化粧水を。だから明色というと、わたしの中では単に古いというよりも、どこかレトロなイメージがあったと言うほうが近かったかもしれません。
実際にドラッグストアで化粧水のガラス瓶を見つけたときは、「ああ、これこれ!こんなのだった!」と何とも言えず懐かしい気持ちが湧き上がったのでした。
「薬用美白ホワイトモイスチュアローション」の瓶を手に取ってみると、しっくりと手に馴染む重さがなんだか新鮮。
パッケージには竹久夢二が描く女性のイラストと「5億本突破の本物コスメ」というフレーズが載せられたステッカーが貼ってあります。
桃谷順天館の明色シリーズは昭和7年誕生
5億本突破というのがあまりに想像を越えた数字だったので、気になってちょっと調べてみると、明色シリーズの誕生は1932年(昭和7年)に登場したクレンジングクリーム「明色クリンシンクリーム」にまで遡るとのこと。ということは、約80年もの間、日本の女性たちに愛されてきたシリーズ、ということになりますね。
ちなみに一世を風靡したという化粧水「明色アストリンゼン」は1936年(昭和11年)に登場したということですから、こちらも70年余りの歴史を持つ製品ということになります。
薬用美白ホワイトモイスチュアローションの成分
さて、今回わたしが試してみた「薬用美白ホワイトモイスチュアローション」についてですが、定価が735円とあるものの、実はドラッグストアでは500円以下という超プチプラで購入できちゃう化粧水です。
でも侮ることなかれ!配合されている成分がなかなかのものなんです。早速ご紹介してみましょう。
薬用美白成分:プラセンタエキス
肌あれ防止成分:ビタミンE誘導体
皮膚構成保湿成分:ヒアルロン酸、アミノ酸
和漢保湿成分:ヨクイニンエキス、桑エキス、クララエキス-1
無着色、弱酸性、医薬部外品。美白と保湿、ダブルの効果というのが製品のコンセプトになっています。
何より、このお値段でプラセンタが入っているというのが一番の驚きでしょうか。
実力派としてお馴染みの成分名が並ぶ中でクララエキスというのはあまり見慣れない名前ですが、これは消炎・収斂・血行促進作用のある天然フラボノイドで、漢方薬にも使われる植物クララ(和名:眩草=クララグサ)の根から抽出されたもの。化粧品のほか、制汗剤や整髪料などにも配合されている成分です。
コスパ最強!テクスチャ、潤い、使いやすさにも満足
ローションを手のひらに出してみます。薄いミルクのような色で、さらさらした感触。ほんのりとした香りはお花のような?香水のような?タイプのものなので、もしかしたら好みは分かれるかもしれません。
肌への優しさを謳っているシリーズなのだから無香料にすれば良いのに…というのが率直な感想ではあるけれど、その香り自体は決して悪いものではなく、普段は無香料のものを使用しているわたしにも好印象でした。
コットンに適量を取って肌につけた瞬間、「あ、これはけっこう保湿力ありそう」と直感します。ベタつきはなくてむしろさらっとしているのに、しっかりしっとり肌に馴染んでくれるんです。
美白系のものって大抵保湿力が今ひとつで、化粧水をつけたらすぐにクリームをつけたくなってしまいますが、こちらはローションをつけただけでしばらく放置していても乾燥を感じません。
混合肌で、「ベタつきは絶対に嫌だけどしっかりした潤いが欲しい」というちょっと我侭なわたしにとっては、実に絶妙な使用感です。とにかくコスパが最強なので、ケチることなくたっぷりと肌の隅々にまで使えるのも嬉しいですね。
明色シリーズは保湿力もに優れていました
購入してから現在に至るまで約1週間、朝と晩のお手入れに使用していますが、肌はもちもちしていますしキメも整っていて、特に保湿の部分でかなりの満足感があります。もうひとつの効果を謳っている美白に関しては成果が出てくるのはこれからだと思うので、もうしばらく使い続けてレポートを落としたいですね。
しかしプチプラ好きであれこれ試して来ているわたしの中でも、この「薬用美白ホワイトモイスチュアローション」はかなりのヒット!これはいい買い物をしたなぁとニンマリしているところです。明色シリーズの他の製品もぜひ試してみなければ!
ああ、それにしても。
まさか”おばあちゃんの化粧水”をわたしも使うことになるとは思っていなかったなぁ…。まさに過去との邂逅。
ちなみに祖母や母が愛用していたのは「奥さま用アストリンゼン」
こちらも現役で売れ続けている商品だということなので、また別の機会にお試ししてレポートしてみますね!