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美容効果を徹底比較!ホホバオイルとアルガンオイル、どっちが優秀?



マカダミアナッツオイル
 
最近注目されているホホバオイルとアルガンオイルには、ある共通性があります。
それは砂漠のような極度に乾燥した土地でたくましく育つ樹木の実のオイルであること。
カラカラに乾いた土地で栄養満点の実がなり、美容効果抜群のオイルが抽出されます。
砂漠の大地の恵みが凝縮されている天然オイルの効果を比べてみましょう。


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ホホバvsアルガン1 産地と木の特徴で比較

まずは木の種類から比べてみましょう。どちらも極度に乾燥した地域でたくましく成長し、栄養分豊かな実を実らせます。

 

ホホバの木

もともとはアメリカ南部からメキシコ北部にかけての乾燥した土地に自生していた常緑低木で、現在では、ペルー、チリ、オーストラリアなどで栽培されています。木の高さは2メートルほどです。もともとはツゲ科とも言われていましたが、1990年代に植物学者シモンズの名にちなみ、シモンジア科あるいはホホバ科という、ホホバの木のみが属する科が作られました。
ホホバの木は、過酷な土地で樹齢200年になるという、生命力のたくましい樹木です。木の成長はとてもゆっくりで、10年目に初めて実をつけると言われています。

 

アルガンの木

アルガンの木は、北アフリカのモロッコ南西部アガディール地方に生息する木です。歴史的に古く、クレオパトラも使ったとか。
アルガンの木は、7メートルから10メートルほどの高さの木ですが、根はその3倍ほど下へ伸びるので、地下深くにある水分を吸い上げることができます。砂漠の乾燥した地域でも大きく成長し、栄養分豊かな実を実らせるアルガンの木は、サハラ砂漠では貴重な樹木です。現地では、砂漠化の進行を食い止めるために、アルガンの森が動植物の保存地区に指定されています。

 

ホホバvsアルガン2 オイルの採取方法で比較

どちらも実の中の種子を取り出し、手順を踏んでオイルを抽出していきます。木の実の栄養価を残すためには、ゆっくり時間をかけてプレスしていく過程が大切です。

 

ホホバオイル

完熟になったホホバの実を採取し、種子を取り出します。種子からオイルを抽出するには2通りの方法があります。ひとつは低温低圧で圧搾した未精製のゴールデンホホバオイル、もうひとつは高温高圧で圧搾し、化学処理をして精製したクリアなホホバオイルです。どちらもワックスの効果はありますが、ゴールデンホホバオイルのほうがもともとの栄養分が損なわれていないので、美容効果も高くなります。

 

アルガンオイル

アルガンの実にはトゲがあるため、手で採取することはできません。実が熟し、地面に落ちたものを拾い集める作業が必要です。
アルガンの木の実は固い殻でおおわれています。殻を丁寧にむいて中の果肉を取り出し、焼いた果肉を石臼でゆっくり引き、オイルを抽出します。過度の過熱を行わないので、実の持つ栄養分が損なわれずオイルに引き継がれます。1Lの採取に2日かかるとも言われています。100gの実から1gしか採れないと言われています。

 

ホホバvsアルガン3 成分の比較

ホホバオイル

見た目も使い心地もオイルなのですが、ワックスエステルが全体の97%を占めていて、オイルではなくワックスであると言われています。人間の皮脂膜は、ワックスエステルと脂肪酸から構成され、人間の皮脂膜の20%がワックスエステルです。ワックスエステルは、ホホバオイルおよびミツバチの作るミツロウに含まれています。

ワックスであるため、脂肪酸の構成もほかの天然オイルとは違っています。
脂肪酸の内訳は、オレイン酸が約10%、そのほか不飽和脂肪酸のエイコセン酸65-80%、エルカ酸10-20%などが含まれています。

そのほかの成分としては、アルコール数%、アミノ酸、ミネラル、ビタミンA、D、Eが含まれています。

また、ホホバオイルは、人工心臓の潤滑油として用いられる唯一のオイルです。これは、どんな人にもアレルギーを起こさない安全性の高さを認められている証でもあります。抗酸化作用がきわめて高いので、いつまでも品質が変化せず、腐敗しないと言われています。

 

アルガンオイル

アルガンオイルの脂肪酸は分子量が小さく、肌になじみやすいのが特徴です。
保湿効果の高いオレイン酸が45%、美肌成分がたっぷりのリノール酸の含有量は30%と、ほかの天然オイルよりも多くなっています。そのほか、清浄成分のパルチミン酸、人間の皮膚にも含まれるステアリン酸なども10%程度含まれています。

また、脂肪酸以外のビタミン、ミネラルなどを含む不けん化物も比較的多いのが特徴です。
ビタミンEは、オリーブオイルの3倍から4倍の含有量があり、ポリフェノールも豊富です。

 

ホホバvsアルガン4 美容効果で比較

ホホバオイル

ホホバオイルの特徴は、高いバリア機能にあります。ワックスエステルのバリア機能で、紫外線対策、保湿に高い効果を発揮します。そのうえ、ホホバオイルには皮脂の量を調節する機能もあるそうです。ですから、毎日のスキンケアで使っていると、自然にお肌の調子が良くなり、保湿効果でお肌に若々しいハリやツヤが戻ってきます。

また、肌トラブルや傷の手当てにも有効です。切り傷に塗っておくだけで治りが早くなります。子どもは傷が治りやすいものですが、ちょうどそんな感じで、大人でも子ども並みのスピードで治っていきますよ。

 

アルガンオイル

アルガンオイルは、スキンケアに使えばすーっとお肌になじみ、すぐに消えてなくなりますが、保湿効果は抜群です。お肌の奥から保湿され、もちもちのお肌になります。つけてすぐに効果が実感できる即効性も魅力です。

アルガンオイルのオススメは、ヘアケアです。シャンプーに数滴混ぜるだけでもツヤツヤサラサラの髪を実感できるでしょう。
もっと丁寧なケアをしたい場合は、シャンプー前に頭皮マッサージに使うのも効果的です。地肌にアルガンオイルをつけながらやさしく指先でマッサージし、しばらくおいてからシャンプーすると、ふわふわサラサラの仕上がりになります。

乾燥した土地で育った木の実のオイルの効能は、年齢的に乾燥しがちなお肌や髪に効果的です。
毎日のお手入れに1本ずつ用意して、お肌の調子や気分で使い分けるのも楽しみになるでしょう。

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