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「レモンで美白ケア」は正しい?レモンを使ったシミ対策の注意点



レモン
 
レモンといえば、ビタミンCたっぷりで、美肌つくりには大変効果的なイメージがありますよね。
レモンは日本が原産ではなく、もともとは、インドやヒマラヤ、シチリア島などから伝わった果物のようです。日本には19世紀ころに渡ってきたようですね。


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ビタミンC、クエン酸が豊富なレモン

ビタミンCの含有量は、100g中に50mg前後といわれており、かんきつ類の中でもトップで大変多いです。
紅茶などに入れてレモンティーにしたり、酸っぱいのが苦手な方は、はちみつなどを加えたり、レモンを浸けてはちみつレモンにして食べたり飲んだりするのもおススメです。

ビタミンCは、風邪予防、シミなどの肌トラブルの予防に効果的であるばかりか、二日酔いの時などにも効果的なようです。
また、寒暖の差が激しい時期は体がだるくなることが多いですが、レモンに含まれているクエン酸の効果で疲労などを改善する効果も期待できます。

筆者は、使い終わったレモンで魚を切ったまな板をこすってニオイ消しに使ったり、ガラスコップを磨くのに使ったりもします。
このように万能ともいえるレモンですが、シミ予防に使う際には少し注意しておきたいことがあります。

 

曲者「ソラレン」にご注意を!

昔は、レモンを薄く切って顔に置くようなパックも流行っていたこともあるようですが、直接肌に置くと刺激が強く、肌がひりひりしたりして肌荒れやシミの原因になることがあります。

レモンには、「ソラレン」という光毒性の成分が少量ですが含まれています。このソラレンは、紫外線の感受性を高めてしまいます。シミ予防や美白のために摂取しているのに、かえって色素沈着などを促しシミの原因になってしまうこともあるようですので注意が必要です。

レモンのほかにも、オレンジやライム、グレープフルーツ、きゅうり、セロリなどにもソラレンが含まれているようです。
パックなどをした後にしっかり洗い流し、日光にあたらないようにすれば大丈夫かもしれませんが、肌への刺激は少なからずあるようですから、気を付けたいものです。

たまに化粧水や美容液、乳液などの基礎化粧品の中にも柑橘系のエキスが含まれているものがあります。香りも良くリラックス効果が期待できそうですが、日中につける化粧品の場合、ソラレンがきちんと除去されているものなのかどうかをチェックしてから使うようにしたいものです。

 

シミはカラダの防御反応

そもそも、シミがなぜできるのかというと、紫外線から細胞を守るためです。
肌が紫外線を感じると、メラノサイトが黒い色素を作り出します。そして、それでいわばバリアをはるような感じにして紫外線がそれ以上入らないようにと働くのです。
体は一生懸命頑張ってくれているというわけなのですね。

とはいえ、私たちにとっては、シミは見た感じ皮膚が茶黒くなったりして嫌なものですよね。このようにシミは皮膚の天敵のようにお感じの方も多いと思いますが、実は体は自分に対して良かれと思ってシミを作っているわけです。

このようなことも念頭に置きながら、日焼け対策をしっかりとしてシミ予防に努めていきたいものです。

 

シミの予防に効果的な栄養素

さて、日焼けは紫外線の強い時期には、ちょっとした買い物や散歩、通勤、通学などだけでも毎日少しずつおこってしまいますね。
かといって、ずっと家の中に閉じこもっているわけにはいきません。

屋外に長い時間いて日焼けをしてしまった場合には、シミ予防のために新陳代謝を活発にさせる効果の期待できる、ビタミン類を多く含む食品を食べると良いでしょう。
ビタミンの中でも特に、ビタミンのエース(ACE)とも呼ばれるビタミンA,ビタミンC,ビタミンEが効果的です。

ビタミンAは、卵やかぼちゃ、ウナギ、レバーなどにたくさん含まれています。
ビタミンCは、レモン、オレンジなどのかんきつ類、赤ピーマン、ブロッコリー、ゴーヤ、トマト、イモ類、大根、緑茶などに多く含まれています。
ビタミンEは、豆類、玄米などに多く含まれていますので、日焼けあとが気になる時には意識して摂取すると良いですね。

 

シミ対策の注意点

ただ、先ほども説明した、レモンやオレンジ、ライム、セロリなどに含まれている「ソラレン」は、肌につけるだけではなく、口から摂取することによってもシミの原因になることがありますので、屋外に長時間出る予定がある日などには多く摂取しない方が良いでしょう。

日焼けを防ぐためには、日焼け止めをしっかりと塗り、日傘や帽子、長袖の服を着るなどすると良いでしょう。
万が一気を付けていたのに、日に焼けてしまった後にはしっかりと保湿を心がけると回復が早いようです。

何事も過度に心配する必用はありません。日焼け後にシミになるのが怖いからと、日焼けを極端にしなさすぎても、ビタミンDが作られず骨粗鬆症などの原因になってしまうことも考えられるからです。

適度にバランスの良い食事を心がけて、日焼け止め、帽子や日傘などで長時間直射日光にあたることを防ぎ、上手にシミができてしまうのを防いでみてはいかがでしょうか。

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