さらば老け顔！ほうれい線を消す顔のエクササイズとマッサージ

 
　女性が年齢を重ねるほどに気になるのがほうれい線です。
　ほうれい線があるだけで見た目年齢がぐっと上がってしまうので、なんとかしたいと思っている女性も多いですね。

　そんなほうれい線を解消するために役立つのが毎日のエクササイズ。
　できてしまったほうれい線を薄くし、ほうれい線ができにくい状態にできるエクササイズをご紹介します。

１．指を使ったエクササイズ

　スキマ時間にささっとできるのが、指を使って行うエクササイズです。
　ほうれい線ができる大きな原因の一つ、口のまわりの筋肉の口内筋をストレッチして鍛えるのが目的です。
　やり方も簡単。

　まず手を清潔に洗い、両手の人差し指を口に入れ、下から上にマッサージします。このとき爪で口の中を傷つけないように爪は短くしておきましょう。内側から引っ張るようにぐるぐるとマッサージすることで、あまり使わずに衰えてきた口の中の筋肉を柔らかくほぐすことができます。
　それから、口を閉じてほほを大きく膨らませ、次に息を吐いて口をとがらせる動きを交互に行います。伸ばすことと収縮させることを交互に行うことで、口の中の筋肉を鍛えることができます。
　最後に運動した口のまわりをほぐすために、外側から親指と人差し指をつかって口のまわりの肉をほぐすように下から上に向かってつまみながらマッサージを行うだけ。

　これならテレビを見ながらでも出来るので、毎日欠かさずに続けることができます。
　できれば、この流れを１セットとし、朝・夜に３セットずつ行いましょう。

２．舌を使ってエクササイズ

　次に行いたいのが、舌を使ったエクササイズです。
　こちらもやり方はとても簡単。
　口を閉じ、すぼめてから、口の中で歯をなぞるように右回りに20回、左回りに20回ぐるぐると回します。
　この時に舌の動きに合わせて目も回すと、目のまわりの筋肉をリラックスさせることができるので、小鼻のまわりのほうれい線にお悩みの方にもおすすめです。

　最初は動きがぎこちなく、舌の根が疲れると思いますが、それも慣れてくればスムーズに回せるようになります。
　口のまわりの筋肉が鍛えられ、舌も鍛えられるので、筋力アップや血行促進にも役立ちます。
　このエクササイズの良いところは、舌を動かすことで唾液の分泌量が増えると同時に歯をなめることになるので口臭予防になる上に、舌の付け根の筋肉を鍛えることで二重あごの防止にも役立つという点です。

　右まわり20回、左回り20回を１セットとし、１日に３セット行うようにしましょう。

３．リンパマッサージ

　ほうれい線ができるのは、ほかにもコリによる血行不良や老廃物が原因です。
　普段からパソコンを使って長時間同じ姿勢で座っていたり、スマホや携帯の操作で知らない間に猫背で顔を突き出していたり、体に負担を掛ける姿勢を知らない間にしている方が多く、それによって肩こりや首こり、頭皮や顔の筋肉の緊張などで肩から上の部分の血行が悪くなっています。
　それによってむくみやたるみが引き起こされ、新陳代謝も低下し、どんどん重力に従って垂れてくることでほうれい線ができやすくなっています。

　それを改善するために行いたいのがリンパマッサージです。

首や肩のマッサージ

　最初に行うのが首や肩のこりをとるリンパマッサージです。
　まずオイルやローションを手に取って温めます。
　首の後ろ・うなじの辺りに両手を当て、それぞれ右手は首から右肩へ、左手は首から左肩へと上から下になでおろします。
　次は耳の下のくぼみ（耳下腺）に手を当て、鎖骨のほうへとなでおろします。
　そして鎖骨の中心に親指以外の指４本をあてて肩側に向けてマッサージしてください。

　これだけでもかなり首や肩のこりが解消されます。
　入浴後など、体がほどよくリラックスしているときに行うとさらに効果的。

　それからフェイスマッサージを行います。

フェイスマッサージ

　上記と同様にオイルやローションを手に取り、あたためてからまずは親指と小指以外の３本の指をおでこの真ん中に当て、優しくこめかみにむかって軽く押しながら伸ばしていきます。
　次に中指を使って、目頭からまぶたを通って目じりまで優しくタッチしながら動かし、目じりまで行ったら今度は目の下を通って目頭に戻ります。それからこめかみを優しくなでるように押します。
　その次は小鼻のまわり。
　小鼻に沿って両脇から中指をあて、ソフトに舌から上へともみほぐします。
　それから口のまわりの筋肉は、中指と薬指を使って、顎から口角、鼻の下へと持ち上げるようにマッサージを行います。
　最後に親指と人差し指を使って顎のマッサージ。顎の下に親指をあて、耳の下まで持ち上げるように顎の骨に沿ってマッサージを行います。この時折り曲げた人差し指で、フェイスラインを持ち上げて行うのがポイントです。

　顔の皮膚は薄くデリケートなので、上記のマッサージを行うときには力を入れすぎずやさしい力加減で行うことが大事ですよ。
　また皮膚を刺激しないように、マッサージをする前は手を清潔にし、爪を切っておきましょう。生理前や肌の調子が良くないときには、上記のマッサージは控えるのが無難です。

 
　以上、ほうれい線を薄くしできにくくするエクササイズとマッサージをご紹介しました。

　毎日、少しずつ、でもしっかり行うことで、老け顔に見せるほうれい線を薄くし、消すことが可能です。ぜひ最初は習慣化するために回数を減らしてでも良いので、上記のエクササイズやマッサージを行ってみてくださいね。

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