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紫外線は肌の美容成分を破壊する!室内でも油断しないで!



紫外線

 

毎年訪れる、紫外線が強く降り注ぐ季節。紫外線が強くなるのは、3月下旬以降~10月上旬にかけてです。
太陽光が目に眩しい日には、日焼け止めクリーム、日傘、防止などで紫外線ブロック対策を行う方は多いのではないかと思いますが、曇りや雨の日であっても、紫外線はどんどん私たちのお肌に浸み込み、大切な美容成分を破壊するだけではなく、色素沈着という迷惑な傷跡を残します。

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紫外線は美容成分を破壊する!

私たちの真皮には、ヒアルロンサン、コラーゲン、エラスチンナドの美容成分がもともと存在しており、お肌の潤いやハリを保つ役割を持っています。
そして、細胞間脂質であるセラミドは、細胞間で適度な水分や油分を保つ働きを持ち、乾燥肌やアトピー性皮膚炎を防ぐ働きも持っていることが確認されています。
私たちの体内では、これらの美容成分が互いに相乗効果をもたらしながらお肌の美しさを保っていますが、大切なこれらの成分は紫外線に大変弱く、紫外線を大量に浴びてしまったり紫外線を浴びたあとのケアを怠ったりすると、みるみるうちに破壊されてお肌を老化へと導きます。
それではここで、紫外線について少しだけ詳しい説明を行っておくことにしましょう。

 

 

紫外線は3種類に分類されています

紫外線はそれぞれの波長の長さにより、A波、B波、C波に分類されており、私たちが生活を営んでいる地上に到達するのは、A波とB波です。

 

A波がお肌に与える影響とは?

紫外線は、波長が短いほどお肌へ与える悪影響が大きくなるといわれており、B波よりも長い波長を持っているのがA波です。
とはいえ、油断することはできません。
というのは、近年の研究により、お肌の老化を早めるのはA波であると考えられるようになったからです。

 
A波は、ジワジワとお肌へ浸透するという特徴を持ち、浴びた直後からお肌の状態に急激な変化が現れることはありません。
そこでケアを怠ってしまったら、さあ、大変!
のちのちになって、あなたのお肌にはシミやシワなど、起こって欲しくないトラブルが形となって現れてきます。
つまり、紫外線を浴びた直後にお肌が赤く腫れたり熱を持ったりしていなくても、紫外線を浴びたという自覚があるのであれば、その日のうちに紫外線ケアを行い、お肌が受ける被害を最小限に食い止めることが大切であるということです。

 

B波がお肌に与える影響とは?

海やプールなどでたっぷりと紫外線を浴びたあとに、お肌が真っ赤に腫れあがり、熱を持ったご経験をお持ちの方は多いはず。
A波よりも短い波長を持ったB波は、瞬時にしてあなたのお肌にダメージを与え、色素沈着や乾燥肌などのトラブルを引き起こす原因をつくり出します。
長時間B波を浴びた真皮では、いち早くお肌の状態を回復させるために、激しい新陳代謝を繰り返します。そして、表皮に押し上げられてきた新しい細胞の露出とともに、最も大きなダメージを受けた表皮は角質層とともに剥がれ落ちて行く・・・はずなのですが、長時間B波を浴びたままなんのケアも行ないでいると、お肌は乾燥し、角質層が厚くなったままなかなか剥がれなくなってしまいます。そして、これがシミの原因となる可能性が大。
つまり、お肌のターンオーバー周期を狂わせる原因になるということです。

 

 

直射日光と窓越しの日光

地上に到達するA波はB波の約20倍であるといわれ、紫外線を浴びた直後にお肌がなんらかの反応を示さなかったとしても、浴びてしまったからには、必ずケアを行わなければなりません。
ここでひとつ、大切なお話について触れておくことにしましょう。
私たちは、紫外線を浴びる=屋外というイメージを持ってしまいがちですよね?
確かに、屋外でダイレクトに直射日光を浴びれば、それだけお肌が受けるダメージは大きくなります。
では、室内で窓越しの日光を浴びた場合ではどうなのでしょうか?
B波は、紫外線の約10%を占めているといわれており、室内の窓越しであれば、それほどお肌へ与える影響は大きくありません。

 

問題はA波

前述の通り、A波はB波の約20倍、地上に到達する量が多く、おまけに窓ガラスを簡単に通り越してしまうという性質を持っています。つまり、窓越しの日光でも油断はできないということですね。
ということは?
室内であっても、紫外線を浴びたお肌がダメージを受ける可能性は十分に考えられるということです。

 

 

窓越しの日光対策

近年、電車やバスの窓ガラスをはじめ、UVカット効果が高いとされるガラスがいたるところで使用されていますね。
自宅の窓ガラスがこのような種類のものであればそれほど心配はありませんが、一般家庭の窓ガラスの多くは、簡単にA波を通過させてしまうと考えて、まず間違いありません。
そのようなときには、ご自身が日焼け止めを使用するとともに、UVカット効果の高いレースのカーテンで直射日光を遮る工夫を行いましょう。
たとえば、観葉植物を思い浮かべてみて下さい。室内観賞用の観葉植物の多くは、直射日光を嫌うという性質を持ってはいないでしょうか?

 
それは、直射日光を浴びてしまうと葉や花が極端に乾燥し、一気に老化してしまうからです。つまり、大切な保水成分などが直射日光によって奪われ、枯れてしまう可能性が高くなるということですね。
これは、私たちのお肌でも同様です。
私たちの真皮に存在する美容成分を破壊してしまう可能性のある紫外線。
いつまでも若々しくみずみずしいお肌を保ちたいのなら、上手に紫外線をブロックし、あなたの大切なお肌を守る工夫を行ってみて下さいね。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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