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敏感肌・アトピー肌でも使える万能「ワセリン」の効果・効能と使い方



佇む女性
 
季節の変わり目や、ストレスなどで肌荒れしやすい敏感肌をお持ちのみなさん。スキンケアには毎日悩みがつきませんよね。前には肌にあっていた化粧品でも、ひとたび肌あれをおこすと、ヒリヒリとしみたり、赤くなったりと合わなくなったりしたことはありませんか?


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季節や自分のお肌の調子にあわせて基礎化粧品を変えていくのはときには必要なことです。うまく自分の肌の状態を見極めて、基礎化粧品を見直していきましょう。その中でも今回は季節や肌状態に関係なく、いつでもどこにでも使える万能薬、ワセリンをご紹介しましょう。

 

ワセリンとは?

ワセリンというと、原料は石油。鉱物油だし、肌に悪そうなイメージがありますが、そんなことはありません。実際にワセリンは多くの化粧品に使用されていますし、精製されたワセリンでアレルギーを起こす人はまれです。ワセリンにも一般に市販されている純度の低いワセリンから、皮膚科で処方してもらえる純度の高いものまでいろいろあります。敏感肌の人には皮膚科で処方してもらえるプロペトなどの不純物のはいっていないワセリンを一種類常備しておくことをオススメします。

ワセリンの原料は石油ですが、不純物を取り除いたワセリンはどんなクリームにもまけない保湿力と低刺激というメリットがあります。実際に、皮膚科でもワセリンのみでスキンケアを行うように指導を行っているところもあるくらいです。ですので、ワセリンといっても安心して使用して大丈夫です。

 

敏感肌ってどんな状態?

敏感肌に傾いている肌の状態は表皮部分の水分保持がうまく働いておらず、肌に水分があまりない状態になっています。水分保持がうまくいっていないため、外部からの刺激をうけやすく、肌のキメも荒れがちになっています。こんな時に新しい化粧品を使うのはよくありません。肌の状態が悪いと、なんとかしようと新しい化粧水を使ったり、高価な美容液を投入してみたりしたいのが実情ですが、こんな時は守りに徹するのが一番。肌荒れをおこしているときは、なるべく現状維持を心がけることが大切です。刺激のない、しみない化粧水をまずは一本確保しておいてください。自分の肌にあっていれば、高価なものでも安価なものでも関係ありませんが、なるべく保存料、香料などが含まれていない自然派化粧品がいいでしょう。

肌荒れしてどんな化粧水もしみる、という状態であればアベンヌなどの水や精製水などが最終手段。この水で肌を潤してから、手のひらにとったワセリンを両手で温めて薄くのばし、顔につけてください。たくさんつけてはいけません、過剰な油分で逆効果になってしまいます。うすーく、顔の表面に膜を張ってやるような気持ちでつけます。この時もこすったり、伸ばしたりするのではなく、両手の平で温めて伸ばしたワセリンを、やさしく肌を包み込むようにつけるようにしましょう。

 

用途いろいろ!ワセリンの使い方

ワセリンを薄くのばして、油膜として使うことが一番よい保湿方法ですが、ほかにもオススメの使用法があります。アトピーや敏感肌の人はステロイド薬を使用することがあると思います。ステロイドはご存知のように、皮膚炎に大きな効果を持ちますが、長期的に使用すると副作用が生じ、結果的に皮膚の状態を弱くしてしまうことがあります。ここでステロイドの副作用を低くするためにワセリンを少量まぜたものを使います。ステロイドを極力使いたくない場合に使える裏ワザです。ステロイドとワセリンをうまく使って、肌荒れを最小限に抑えていくことが大切です。

また、ワセリンを混ぜる方法はリップケアにも使えます。ワセリンと口紅を混ぜて使えば透明感のあるリップグロスのような効果が得られます。唇があれて、ひび割れや皮むけがひどいときにはワセリンを唇にたっぷりと塗って、上からラップをしてみてください。10分くらい放置してからラップをはずせば、蒸気と油分で唇の荒れがよくなっていると思います。唇パックは乾燥のひどいときに速攻で効果が得られますから、唇の乾燥に悩む方はぜひやってみてください。低刺激で安心なワセリンをうまく使って、顔や唇のケアをしてみてくださいね。

 

ワセリン使用の注意点

ワセリンを使うときの注意点があります。顔にワセリンを塗ってそのまま外出しないようにしてください。顔に油を塗って、外出してしまうと顔が油焼けしてしまうので注意が必要です。ワセリンも油ですから、使用の際はごく少量を薄く延ばし、外出する場合はそのうえに日焼け止めを必ず塗るようにします。できれば低刺激の肌に優しい日焼け止めを選んでください。日焼け止めだけではてかてかして恥ずかしい場合は軽くパウダーなどで抑えるようにするといいでしょう。肌の状態が悪いときはファンデーションはなるべくお休みしておくのがいいですね。

 
敏感肌には普段から刺激は禁物。なるべくやさしい基礎化粧品を使い、肌の状態が悪いときには化粧水にワセリンなどの最小限のケアで肌の状態を悪化させないことが大切です。価格も安く、安心して使えるワセリンをぜひうまく使ってくださいね。

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