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敏感肌のクレンジング剤の選び方…肌にやさしいのはどのタイプ?



クレンジング
 
敏感肌の方にとって、クレンジング剤選びは本当に神経を使う作業なのではないでしょうか。
というのは、現在市販されているクレンジング剤の中には、「低刺激性」、「天然植物由来」などと明記されている製品もありますが、これらの製品のすべてが敏感肌の方に対応することのできる成分だけで製造されているとは限らないからです。


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たとえば、本当に天然植物由来の成分が配合されていたとしても、それがほんの数パーセントしか配合されておらず、成分のほとんどが化学合成物質だった……というようなことも、実際にはよくある話です。
敏感肌の方がクレンジング剤を選ぶ際には、その製品に配合されている化学合成物質の種類と、その配合量に注意をする必要があります。

そして、もうひとつ。
クレンジング剤は数種類に分類されていますが、敏感肌の方の場合では、強い洗浄成分を配合しているオイルクレンジングは避けることがベストです。
では、どのようなクレンジング剤であれば、お肌への負担を最小限に留めることができるのでしょうか?
それは、オイルフリーでミルクタイプのクレンジング剤です。

 

クレンジング剤の性質に着目してみましょう

クレンジング剤には洗い流すタイプと拭き取るタイプがありますが、ここでは洗い流すタイプのクレンジング剤を使用するものとして、お話を進めて行くことにします。
まず、お肌への刺激が強いクレンジング剤から順番に並べてみることにします。

 
1.オイルタイプ
2.リキッドタイプ
3.ジェルタイプ
4.クリームタイプ
5.ミルクタイプ

 
と、このようになります。
では次に、それぞれのクレンジング剤の特徴について解説することにします。

まず、オイルタイプですが、このタイプのクレンジング剤はメイクの乳化化に優れているため、ウォータープルーフタイプやケークタイプなどのファンデーションや、アイメイクなどのポイントメイクに対するクレンジングに適しています。
つまり、お肌が抱える負担が大きいということです。

そして、リキッドタイプです。
このタイプもまた、優れた洗浄能力を持っていますが、オイルタイプと同様にお肌への刺激が強いため、敏感肌の方は避けるべきでしょう。

では、ジェルタイプではどうなのでしょうか?
一見するとリキッドタイプとあまり変わりはないようですが、ウォータープルーフなど、しっかりとお肌に密着するタイプのファンデーションを落すには、少々役不足。
ですがその反面、オイルタイプやリキッドタイプよりかは、お肌へ与える刺激は少なくなっています。

最後にクリームタイプとミルクタイプですが、これらはどちらも比較的お肌への負担が軽いと考えてよいでしょう。
ただし、ウォータープルーフなどのファンデーションを落す力は極めて弱いという特徴を持っています。特にミルクタイプでは、パウダーファンデーション以上にお肌への密着度が高いファンデーションを浮き上がらせる能力は非常に低くなります。

 

敏感肌のメイクとクレンジング

敏感肌の方は、そもそもお肌への密着度が高いファンデーションを使用しないことのほうが多いのではないでしょうか?
ということは、洗浄力の強いオイルタイプ、リキッドタイプ、ジェルタイプのクレンジング剤を、わざわざ使用する必要がないと考えることができますね。
ナチュラルメイクを落とすのであれば、クリームタイプやミルクタイプで十分、また、パウダーのみの使用であれば、ミルクタイプで十分です。

 

同じ低刺激性なのであれば、ベビーオイルではダメ?

確かにベビーオイルは低刺激性であり、クレンジング剤としても使用することができます。ですが、香料などの成分が配合されていることが多く、これに対してお肌が過敏な反応を起こすことがありますので、十分に注意して下さい。

 

クレンジングミルクの上手な使用方法

しつこいようですが、クレンジングミルクは洗浄力が非常に弱いという特徴を持っているため、アイメイクやリップなどのポイントメイクのクレンジングに対しては、高い効果を期待することは難しいでしょう。

クレンジングミルクでクレンジングを行う場合には、まず、ポイントメイク用のクレンジング剤でアイメイクやリップのクレンジングを行って下さい。
その際には、拭き取りタイプの製品を使用すると便利です。
ポイントメイクを落としたら、クレンジングミルクを顔全体にまんべんなく伸ばし、ぬるま湯で洗い流します。
このときに注意していただきたいことは、クレンジング剤がついたままの時間を、極力短くするということです。
というのは、お肌への刺激が少ないクレンジングミルクであっても、洗浄成分が配合されていることには変わりなく、数分もそのままの状態でいたら間違いなくお肌への負担は大きくなります。
クレンジングミルクを顔全体に伸ばしたら、30秒を目安に、サッとぬるま湯で洗い流し、その後に低刺激性の石鹸などで洗顔を行いましょう。

クレンジング剤を選ぶ際に大切なことは、どの程度の濃さのメイクを落としたいのか? ということなのではないかと思いますが、なによりも気をつけなければならないのは、クレンジングが持つそれぞれの性質を理解し、ご自身の肌質に合う製品を選ぶということです。
正しいクレンジング選びで、あなたのお肌を健やかに保つ工夫を行ってみて下さいね。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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