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ファンデーションの紫外線カット効果を上手に活用する方法



ファンデーション
 
市販されているファンデーションには、パウダータイプやリキッドタイプ、クリームタイプなど、様々な形状や種類が存在します。
これらのファンデーションは使用感の好みや配合成分、価格などで選ばれることが多いと思いますが、紫外線の肌への害が叫ばれる今日では、表示されているSPF値を気にする人も多いことと思います。


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確かにSPFの値が高いファンデーションは紫外線をカットする効果も高く安心ですが、レジャーに対応できるほどのSPF値のものは室内で仕事をしている人には必要ありませんし、逆に屋外で仕事をしている人なら、ファンデーションが汗で取れても紫外線カット効果が無くならないよう、日焼け止めと併用してファンデーションを工夫していくことが必要です。
ファンデーションの紫外線カット効果を正しく知りながら、ライフスタイルに合わせて上手に活用していく方法をご紹介したいと思います。

 

SPF値の表示がなくても、若干の紫外線カット効果はある

多くのファンデーションには紫外線をカットする効果を数値で表す、SPF値やPA値が記載されています。
紫外線をカットする数値が書かれていると、気持ち的にも「紫外線の害から肌を守ってくれている」という安心感を得やすいものですが、実はこれらの数値の表示が無くても、どんなファンデーションにも若干の紫外線カット効果はあるものです。

何故なら、ファンデーションは色付けや化粧のノリを良くするために、二酸化チタンや酸化亜鉛を配合成分に使用しているものが殆どだからです。
二酸化チタンや酸化亜鉛は日焼け止めにもサンスクリーン成分として用いられる成分ですが、ファンデーションには着色剤の顔料の色調を調整したり、全体の色を白くするために配合されています。
そのため、どのファンデーションもSPF3程度の紫外線カット効果はあると言われています。

 

日焼け止めと併用しても数値の足し算にはならない

日焼け止めとSPF値の表示されたファンデーションを重ねる人は多いことと思います。
これらを重ねると、お互いが紫外線をカットする効果を発揮するので、汗や皮脂などで化粧が崩れても、紫外線の害を心配する必要がなく安心です。
しかし日焼け止めとファンデーションを重ねたからと言って、SPFやPAの値が足し算されるとは考えない方が良いようです。

例えば、SPF15PA++の日焼け止めに、SPF10PA+のファンデーションを重ねたとしても、紫外線カット効果はSPF25(SPF15+SPF10)PA+++(++と+で)にはなりません。
肌に近い場所に塗ったアイテムの紫外線カット効果に、上に重ねたファンデーションなどは若干プラスされる程度になるので、この場合はだいたいSPF18PA++くらいになると考えます。

ただし、SPF値やPA値は値の高いもの塗りっぱなしで長時間放置するよりも、そこそこの数値のものをこまめに塗り直す方が紫外線カット効果は確実に持続するので、日焼け止めの上に重ねたSPF値の表示されているファンデーションを軽く直すことは、海やスキー場などの屋外のレジャーで紫外線が強い場所での日焼け対策としてはとても効果的です。

 

より汗に強いのは油分配合のリキッド・クリームタイプ

ファンデーションはそれぞれの配合成分によって持ちも違いますが、一般的には油分の配合量の少ないパウダーファンデーションより、油分がしっかり配合されているリキッドファンデーションやクリームファンデーションの方が、汗や皮脂に強いとされています。
また、シリコンがたくさん配合されているものも落ちにくく、つるんとしたツヤの優れたカバー力を発揮しながら、いつまでも化粧をした状態をキープすることができます。
レジャーや仕事などでなかなかファンデーションや日焼け止めが塗り直せない時は、このような落ちにくくSPF値もあるファンデーションを使用すると、あまり化粧直しができなくても安心です。

ただし、落ちにくいファンデーションは、洗浄力の強いクレンジング剤も必要なので、肌への負担が大きいのも事実です。
肌が敏感でファンデーションが苦手な人や、なるべく肌に負担の少ないクレンジングや洗顔料を使いたい人は、ノンシリコンか、シリコンが配合されていても最小限の落としやすいファンデーションをこまめに塗り直すことをお勧めします。

 

ファンデーションは必ず落としてから就寝を

今ではつけたまま眠っても大丈夫と宣伝しているファンデーションもちらほら見かけますが、ファンデーションを塗ったら、必ず落としてから就寝するのが鉄則です。
殆どのファンデーションに含まれている酸化チタンやタルク、シリカ、マイカなどの鉱物は、肌への刺激の少ない安定した成分ですが、肌の異物であることには変わりません。
ファンデーションを落とさずに眠ると、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーが乱れ、肌あれや吹き出物の原因にもなってしまいます。

日焼け止めを塗ったら必ず洗顔やクレンジングで落とすように、ファンデーションもSPF値のあるなしに関わらず、メイクした日は必ずしっかり落としてから就寝するように心がけましょう。

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