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乾燥肌の内部、実はこうなってた!乾燥肌の原因と確実に保湿する方法



スキンケア
 
毎日ちゃんと保湿ケアを行っているのに、乾燥肌が改善しない。
エアコンなどで乾燥する冬だけじゃなくて、一年中お肌が乾燥していて辛い、という方も多いのではないでしょうか。


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ここでは、乾燥肌とは具体的にどんなお肌の状態なのか、また肌が乾燥する原因は何なのかについて、詳しく解説しつつ、効果的な治し方について説明していきます。

 

そもそも乾燥肌の定義って?

●肌がカサつく
●肌に柔軟性がなくて硬い、ゴワゴワしている
●肌の表面がザラザラする
●洗顔後に肌がつっぱる
●化粧水をつけても浸透せず、弾いてしまう
●年齢の割にシワが目立つ
●ファンデーションのノリが悪い
●皮脂の分泌が激しく、お化粧崩れしやすい
●クリームなどで保湿しないと赤くなったり、肌がひりひり痛む

 
これらの症状に思い当たる方は、ほぼ間違いなく乾燥肌です。
とにかくもう、どこもかしこもカサカサのシワシワで、という場合は「あ、自分は乾燥肌なんだな」と解りやすいので適切なスキンケアを行いやすいのですが、問題なのは、「オイリーだけどかさつく」というタイプの乾燥肌の方です。

オイリードライと呼ばれる肌タイプですが、ニキビを伴うことも多いので、「自分はオイリースキンなのでは?」と考えて、脱脂力の強い洗顔料で洗顔したり、アクネ用の刺激の強い化粧品でお手入れするなどして、乾燥に拍車をかけてしまっている場合が多いです。

洗顔後、何もつけずに15分ほど待って、お肌の状態をチェックしてみてください。
お肌がつっぱる感じがして、Tゾーンにうっすら脂が浮いているようならオイリードライ肌。れっきとした乾燥肌の一種です。

一見わかりづらいのですが、乾燥と皮脂の過剰分泌は同じ原因で起こっていることが多いのです。
では、お肌の乾燥はどのようにして起こるのでしょうか。

 

乾燥肌とスキンバリア

私たちの肌には、「スキンバリア」と呼ばれる保護機能が備わっています。
ちなみにこのスキンバリア、一番外側の層は皮脂で、二番目の層はセラミドなどの細胞間皮質で構成されています。
スキンバリアは肌内部の水分の蒸発を防ぎ、外界からの刺激から肌を保護するための機能を担っていますが、何らかの理由でこの機能が低下するとお肌の乾燥がはじまります。
また、乾燥したお肌を守るために皮脂の分泌が増加するので、カサカサだけどギトギト、というオイリードライ状態も招きよせてしまうのです。

 

スキンバリアが壊れる理由

現代の生活では、大気汚染やエアコンによる空気の乾燥など、肌の表皮を傷つける要因が増えています。
肌の健康維持に必要なビタミンやミネラルが不足しがちなこと、また洗浄力の強い洗顔料による洗いすぎなどの誤ったキンケア方法でスキンバリアの機能を壊してしまいがちです。

スキンバリア機能が低下すると、乾燥するだけではなく皮膚に異物が侵入してきますし、肌にある水分が蒸発しやすくなります。
そのため乾燥肌や、アトピー性皮膚炎などのトラブルにつながるのです。
乾燥肌を治すためには、日常のスキンケアや食生活を中心とする生活習慣も含めてスキンバリア機能を改善、維持するように努めることが必要です。

 

洗顔による皮脂の取り除き過ぎは乾燥肌を悪化させる

スキンバリアの一層目は皮脂ですが、過度な洗顔などの原因で皮脂が不足することにより、乾燥肌が進行するケースは案外多いものです。
クレンジング剤や洗顔フォームには、低刺激な製品を使用するようにします。

よく弱酸性でお肌にやさしい、というキャッチコピーを見かけますが、弱酸性だというだけでは低刺激とは言い切れません。
洗浄成分に石油由来の成分を使用したものは洗浄力が強すぎるため、弱った肌をひどく傷つけてしまう恐れがあるので、できればアミノ酸系の洗浄成分を含むものがおすすめです。

また、化学合成の殺菌剤や合成着色料などが含まれているものも皮膚に余計な刺激を与えてしまうので、天然成分由来やオーガニックの製品をえらぶようにしましょう。

クレンジングと洗顔料を低刺激性のものに変えただけで乾燥肌がかなり改善した、というケースは実はけっこうあります。
まずは「取り除きすぎないこと」を念頭に置いたスキンケアを心がけましょう。

 

ヒト型セラミドでスキンバリアを修復しましょう

化粧水、美容液、クリームなどの「与えるステップ」では、とにかく保湿に努めて下さい。
ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどの保湿成分をたっぷり含む化粧水で十分に保湿したうえで、油性美容液やクリームで蓋をしますが、ここで注目したい成分に「ヒト型セラミド」というものがあります。

ヒト型セラミドとは、私たちの体内にある角質細胞間脂質に存在するセラミドと、ほぼ同等の化学構造を持っている酵母由来のセラミドのことです。
ヒト型セラミドを肌に塗布すると、不足しているセラミドを補い、その生成を助けることで、角質層の水分保持力を高める効果が期待できます。
ただし、セラミドは水溶性ではないため、乳液や油分を含む美容液、クリームなどで補給する必要があります。

正しいスキンケアを行うことで、ほとんどの乾燥肌は改善することが可能です。
ただし、しばらく保湿ケアを続けても改善しない、皮膚の赤みやひりひりとした痛みが続く、という場合には、医薬品による治療が必要な場合もありますので、皮膚科を受診するようにしてください。
適切なケアで、1日も早く乾燥肌を解消できると良いですね。

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