シートパックで美肌ゲット！毎日やると効果はアップ？！

パックは年々進化を遂げています。
たとえば以前では、クリームをお肌に塗って一定時間放置したのちに、パックが完全に乾いたことを確認して剥がすという、剥がすタイプのパックが主流でした。
ですが、このタイプのパックには、”指定された一定時間放置しても完全に乾いておらず、うまく剥がすことができない”、”お肌に必要な角質を根こそぎ取ってしまいそうで怖い”などのトラブルや不安が、当然のごとくつきまとっていました。

 
現在では、この類のパックはほとんどといっていいほど影を潜め、その代わりとして洗い流すタイプやシートパックなどが台頭してきています。
今回は、シートパックにスポットを当ててお話をさせて頂きますが、その前に、シートパックの特徴について、少しだけ触れておくことにしましょう。

シートパックの特徴とは？

その名の通り、１枚のシートに美容成分を浸み込ませて行うパックで、目、鼻、口の部分にはくり抜きが施されています。
また、シートパックには１枚ずつ個別に包装された個包装タイプ、１箱に数十枚がまとめて入っているボックスタイプなどがあります。
そして、どちらのタイプであっても、シートに美容成分がたっぷりと浸み込んでおり、洗顔後のお肌にそのまま貼り付けて一定時間放置することにより、お肌には美容成分がきちんと浸透し、肌荒れ、乾燥を防ぐほか、お肌のキメを整えたり、美白効果を得たりすることができます。

 
ここで混同してはいけないのが、シートパックとシートマスクの違いです。
シートパックの場合では、シートにもとから美容成分が浸み込ませてあり、それひとつでお手入れを完結させることができるのに対し、シートマスクでは、シートそのものにはなんの成分も浸み込んでおらず、お手持ちの化粧水をシートに浸み込ませて使用するというものになります。

 
つまり、シートマスクの場合では、化粧水の成分だけをお肌に浸透させることを目的としており、それに加え、必要に応じて乳液や美容液でのケアが別途必要になるということですね。
これがいちばん間違えやすい部分ですので、実際にシートパックを購入する際には、間違ってシートマスクを購入してしまわないよう、注意しましょう。
また、製品によってはシートパックがフェイスマスク、あるいはシートマスクという製品名になっていることがありますので、この部分にも注意を払って下さい。

ところで、シートパックって毎日使用するものなの？

美容成分を毎日お肌に送り届けることを目的として行うのがシートパックですので、毎日使用してもかまいません。ですが、必ず毎日使用しなければならないというものではありません。
というのは、そのときのお肌の状態によって、毎日のケア方法を変える必要性が出てくることもあるからです。

 
たとえば、ニキビや吹き出物が悪化している場合。シートパックに配合成分はほとんど低刺激性であることが多いのですが、ニキビや吹き出物が悪化している場合に通常のケアを行ってしまうと、さら症状を悪化させてしまうことがなきにしもあらず。
ニキビや吹き出物が悪化してしまった場合には、化粧品より市販薬や病院で処方してもらうことのできる軟膏などでの治療が先決です。
このような治療を行っている期間は、ひとまずシートパックの使用を中止し、症状が改善されたタイミングを見計らってシートパックによるケアを再開しましょう。

スクラブ洗顔やピーリング後のケアに、シートパックは効果的？

はい、効果的です。というのは、スクラブ洗顔やピーリングを行ったあとのお肌は非常にデリケートな状態となっており、乾燥しやすくなっているから。
つまり、いつも以上に保湿を必要としている状態であると考えることができるため、高い保湿力を持つシートパックの使用が効果的であるということです。

シートパック・使用上の注意点

まず、当たり前の話ですが、使い回しだけは絶対に避けて下さい。
シートパックの種類によっては、使用後にもシートに液状またはジェル状の美容成分が残っていて、もったいないと感じることがあるでしょう。
ですが、いったんあなたのお肌に乗せたシートパックには、あなたのお肌に存在していた常在菌や皮脂が付着しています。そして、それらが空気に触れると酸化が起こります。
これを再びお肌に乗せる？　イヤですよね？
もったいないと感じても、シートパックは１回の使い切りタイプであると割り切りましょう。

 
そしてもうひとつ。
使用時間は必ず守って下さい。
シートパックは長時間使用すればそれだけ効果が高まるというものではなく、お肌への浸透時間が計算されている製品であるため、明記されている放置時間で十分に効果を実感することができます。
シートパックをお肌に張り付けて必要以上に長時間放置してしまうと、シートが乾いて逆にお肌の水分や皮脂を奪い取ってしまう可能性が高まります。
また、特に夏場などは室内が乾燥していることも考えられ、通常よりも早くシート自体が乾燥することがあります。
このような場合には、やや早めにパックを切り上げて、お肌の乾燥を防いで下さいね。

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